最近、ものの言い方で気になっていることがあります。
自分の考えを言うときに、「〜とは思います」のように
「〜と」と「思います」の間に「は」を入れる言い方。
それに続けて否定的な意見や別の考え方を述べる場合にはいいのだけど、発言を一旦終える場合に「は」を入れるのは正しくないと思うのですがね。
テレビを見ているとその手の言い回しが結構多いので気になって仕方がありません。
特に若い世代に多いような気がします(個人の偏見かもですが)。
そこで筆者なりに「は」を入れる理由を考えてみました。
言葉とは、特に喋り言葉は、身近な人の影響や大勢に流れたりして時間と共に変化して行くものですから、多くの場合なんとなく、又は自然にそういう言い方をするのだと思います。
また、小中学校の先生方が現にその言い回しをされている又はそう教えている可能性も考えられます。
ただ、やはり3のような含みを持たせたい心理がどこかに働いているのではないでしょうか。
そして、4、5のような理由から遠回しな言い方、断定しない言い方を意識せずに使っているのではないでしょうか。
その背景には最近の傾向である相手を刺激しないように、争いを避けるようにとの風潮があるような気がしてなりません。
個人的には、なんともストレスフルではありますが・・・
月日は百代の過客にして 行きかう年もまた旅人也
「言葉」もまた然りで、現れては消えてゆく旅人なのでしょうかね。