タイトルの宴会アレンジを通して情報リテラシーの格差拡大を感じる昨今、という話です。
たとえば仲間内の飲み会をセットする場合、幹事役のやるべきことはまず日程調整ですね。
雰囲気が良くて旨い酒肴のある店を知っていたとしても、日程を合わせて集まらないことには話になりません。
最近は電話のほかにメール、メッセージ、LINE等々、通信手段が増えましたので、都合の確認のために時間帯を気にしつつ電話を掛けまくるような場面は、めっきり少なくなりました。
その反面、連絡のつき易さとレスポンス速度などから情報リテラシーの格差を感じることがあります。
最近筆者がアレンジしたMax7人の宴会の場合、声掛けメンバー各位が主に使っている通信手段には、これだけのバリエーションがありました(もちろん電話以外)。
A氏:Messenger
B氏:LINE
C氏:Gメール
D氏:ショートメッセージ
E氏:キャリアメール
F氏:電話のみ
こう見るとメールで一斉送信、エイヤッ!なんてやっていた頃が懐かしいですな~
何となくお察しかもしれませんが、A~Fはそのまま情報リテラシーのヒエラルキーにもなっていて、A氏はMessengerのほか何でもOKでレスポンスも速い一方、E氏はメールを送っても見てくれない(気が付かない?)ことが多いので要注意。F氏に至っては、希少種扱いされてやしないかと要らぬ心配をするほどです。
結局最後は、基本に戻って電話で確認したりして、ようやく日取りの調整がついた頃には長めのため息…、といった感じでした。
ところで最近は、イベントの日程調整、出欠管理に特化したこんなサービスもあるんですね。
これは、かなり使えそう!
・・・ですが、それにしてもURLの受信とサイトの閲覧が可能、かつそのサイト内で一定の操作が出来ることが最低条件ですから、ここでもやはりリテラシー問題は付きまといます。
筆者自身はといえば、その方面のスキルはそこそこと自己評価していますが、だからと言って(今どき、弱者は切り捨てりゃいいじゃん)、などとは夢夢思いません。
なぜなら、IT技術がものすごい速さで進歩、普及する中で、筆者を含めて誰がいつなんどき置いてきぼり、すなわち情報弱者になるか分かりませんから。
【まとめ】
現時点でも、もちろん今後も日常生活レベルで「その方面」に追従しない、できない、あるいはリテラシーの向上が望めない人は必ず居るはずです。
そういった一定数の層があることを前提に、目先では日常の付き合いなどを考える必要がありますし、社会的にも暮し易さを逆行させることのないよう公共、民間を問わず常にその認識を持ち続けることが肝要でしょう。