この2月下旬、NAS(ネットワーク接続ストレージ)を自宅に導入して、けっこう重宝しているので今回はそのあたりの話を。
まず本稿の前提から。
筆者は、パソコン(PC)やインターネット(Net)とごく普通に付き合ってきた人間で、その方面に専門知識や特殊スキルは持っていません。強いてアドバンテージを挙げるなら、個人ブログを11年間続けてきたこと、そして自称理系脳ということぐらいでしょう。
簡単に言えばズブではないが「ほぼ素人」という程度にしてNASと関わるのも今回が初めて。
本稿はその程度の人間が書いた雑文、駄文であり、また、設置や設定の具体的な解説でもありませんのであしからず。当然、難しい突っ込みは無しの方向でお願いします。
独断と言ったもののまったく面白味のない感想になりましたが、少し解説します。
まず1.。要するにNASは、見かけ上Netのファイルサーバー同等ですから、アカウントとパスワードさえ知っていればどこからでも、そして「誰でも」アクセスすることが出来ます。
そこから想像がつくように、便利でメリットの多いストレージである一方、セキュリティが甘いととても危険な測面があります。その点の情報と警告不足は心得ておく必要があるかと。
筆者の場合、今のところアカウントとPWのレベルを上げる程度しか対策していませんが、早い段階でのセキュリティ強化が必要と認識はしています。
2.は、まさにNASならではのメリットですね。どんなデバイスでも(筆者の場合はiMac、iPad、iPhone)ほぼ同じ操作性でNASにアクセスすることが出来るので、特に電車ほか移動中に音楽を聴くような場合、すなわちモバイル端末からの利用時に最も有難味を感じるのではないでしょうか。
3.は、立上げ当初のソフトインストールと初期設定がやや面倒ですが、NASメーカー各社が各々独自のソフトを開発、更新していますので、今後、更に用途の拡大とレベルアップが期待できます。
ただし筆者の場合、写真管理は以前からGoogle Photos使いなので、NASはバックアップのみと割り切りました。なぜなら色、人名、イベントほかでの高度な検索が出来るなど、GPを上回る高機能な写真・動画ソフト(又はサービス)は存在しないと考えているからです。
NASメーカーはいずれも巨大情報企業Google様に比べれば零細なので、期待を外すことは無くとも自ずと限界はあろういうことで。
4.は、最終的には使用目的とコストとのバランスですが、HDD搭載数とRAIDのレベルを選択することで、使用目的に応じたストレージを構成することが出来ます。これもNASの大きなメリットだと思います。
ちなみに筆者は、NAS検討の初期コンセプトが「TimeMachineによるiMacの定期バックアップ先」だったことから、QNAPの1ドライブものを購入しました。当然RAIDはなし、というよりiMac本体のHDDと合わせて疑似RAID1(ミラーリング)にはなっているかと(汗)。
価格は、本体(QNAP TS-128)とHDD(WD Blue3TB)を秋葉原のTSUKUMOで購入して合計約24,000円。普通のHDDと大して変わりませんが、NAS本体、HDD共に実績ある企業の製品だけに極めて順調に動いています。
・・・さて、話は以上ですが何か?
あまりの竜頭蛇尾っぷりに腰が砕けた方も多いと思います(大汗)。
先に述べたように「ほぼ素人」が、「趣味の範囲」で使うので、筆者御用達としてはこんなもんで十分だろうと。先ず隗より始めよ、とも言いますし、何事も将来に向かって拡張、発展する余地を残しておかないと面白くありませんからね。
オホン。
というわけで、NASはセキュリティ面が要注意、ソフトのセッティングが面倒くさい、その一方で用途が広くて汎用性が高いので普通のHDDより便利でお薦めですよ、と強調して本稿の締めといたします。