Categories: 本/書評

最近読んだ本_2013/04

連休の中休み。
火、水、木3日間のけだるい出勤に耐え切れず、今日は休みをとりました。最近、根気がなくなってます、はい。

愚痴はさておき、4月は何かとバタバタしていたせいか2冊でした。

荻原 浩「神様からひと言」★★★★★
タイトルにならい本書をひと言で表すなら、「痛快無比のサラリーマン風雲録!」。即席ラーメンなどを製造、販売する食品会社に入社早々、不本意ながらお客様相談室に配属された涼平は、ワケありでエキセントリックな先輩たちの下で少しずつ本領を発揮し始める。
ギャンブル狂いの上司篠崎がふと洩らす持論「会社なんて所詮はおでん鍋みたいなもの」には笑いそして唸った。闇の力を持つクレーマー、神様と見紛うアドバイザー、行方知れずの元カノロッカー等々,脇役陣もキラリと光る。
仕事で疲れたときなど特にお薦め。すごく面白かった。
平岩弓枝「聖徳太子の密使」★★★☆☆
太子の愛娘珠光王女が三匹の喋る猫と龍の化身である愛馬を従え、諸国漫遊の舟旅に出る。外洋の彼方で出会う心優しき人々と悪行の限りを尽くす魑魅魍魎の数々。古代エジプトと思しき地まで行き着く王女一行の運命や如何に。
大人のためのおとぎ話であり、軽快な冒険譚はそこそこ楽しめたが、本作で著者のイメージを固定していいものかどうか。読み手を迷わす一冊。
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