Categories: 介護/親のこと

永年連れ添った夫婦とは

夫婦っていったい、何なんでしょうね。

昨日,父が実家近くのK病院に入院しました。そこは母が以前から入院している病院です。

腰痛の一向に改善しない父が,とうとうベッドから出られなくなったのが先週末。
先日来の在宅療養と介護にいろいろな面で限界を感じていましたので,今週に入って掛かり付けの整形外科M先生に入院治療を相談しました。

M先生は,貧乏揺すりをしながらしばし腕組みをして考えた後にこう仰いました。
「関係のあるK病院に照会してみますが,よろしいですか」

こちらから特に指定したわけではないのに,突然、母の病院の名前が出て来たのにはビックリ。一も二もなく首をガクガクと縦に振りました。

さらに3日後。
常に満床状態のK病院から「空きベッドが出ました」と連絡があり,昨日,1フロア違いの大部屋に父を無事に送り込むことができたという次第です。

ウ〜ム。
一旦離ればなれになった老夫婦が,再びひとつ屋根の下に。

60年も一種に暮らすとそこには目に見えない引力が発生するのでしょうか。
それとも、子供に余計な面倒を掛けたくないという強い念が形を為したのでしょうか。

ありがたいと思うと同時に、何とも不思議な気がしてなりません。

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