Categories: 雑記

クロックワイズ

 土曜日の夕方,NHK-TVで6時10分から始まる「週間こどもニュース」は,時候のニュースなどをとても解りやすく解説してくれて,大人が見ても役に立つ番組です(だよね?)。

 で,今日のこどもニュースの質問コーナーでは,「時計は,なぜ右回りなの?」という非常に根源的,哲学的なテーマが取り上げられていました。

 答え,分かります? 私は,分かりませんでした。

 その質問には,その昔,古代エジプトで使われた日時計の影が右回りだったことから,それに倣ってアナログ時計の針は右回りとされた,と答えられていました。フム,と一応納得できる回答ですね。

 でも,そこで浮かんだのが,古代エジプトが南半球にあったら,どうなっていたのかという疑問。

 南半球では,太陽は北半球と同じく東から昇りますが,正午の太陽は北の空にあるため,日時計の陰は南半球のそれとは反対側にできます。従って,観測者からは影は左回り見える,というのが地球上での日時計の挙動です。

 ということは,南半球で日時計を見た古代人の子孫が,最初の時計製作者になっていたら,今頃は「時計回り」というと,左回転を差していたのでしょうね。常識がひっくり返るという意味で,数年前に行ったオーストラリアのパースで見た,逆さまのオリオン座が思い出されました。

タンザナイト「南半球の時計は左に回る」

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