男性であればトイレで必ずと言っていいほど目にしたことのあるこれ。日本カルミック㈱の「サニタイザー」は小用の後に流す水に薬品を自動注入し,排水管の詰まりや雑菌の繁殖を防止,更にダースベイダーの吐息さえ聞こえてきそうな銀色の格子からはトイレをくつろぎの空間に変える爽やかな芳香が立ち上るという,発売以来35年間モデルチェンジなしの優れものなのです。
この商品,「サニタイザー」と言うよりそのロゴマークから「カルミック」と言った方が通りが良いと思うのですが,そのように商品名や会社名が一般名称になってしまっているものって結構ありますね。例えばマックス㈱の「ホッチキス」。英語では”ステイプラー”と言いますが日本では完全にホッチキスが一般名称になっています。それからクロネコヤマトの「宅急便」。これも一般名称”宅配便”は完全に霞んでいます。その他にも「ポリバケツby積水化学工業」(合成樹脂製バケツ)や「カップヌードルby日清食品」(カップ麺),「セロテープbyニチバン」(セロハンテープ)などは商品名が一般名称になっている例(wikipedia参照)。東南アジアでは「ホンダ」は二輪車を意味するそうですから本田技研の創業者,本田宗一郎さんも草葉の陰でさぞ喜ばれていることでしょう。
そんなことを考えていると気になるのは「ウィンドウズ」や「エクセル」の一般名称。これはどうなるんだろう?