この年になっても知らないこと、鳥肌の立つこと、自然に涙することはある……
木村麻耶さんが二十五絃箏で奏でるバッハのシャコンヌを聴いて、そんなことを文字にしたくなりました。
二十五絃箏は絃の数が25本ある箏です。
箏の絃は13本ですが、それに中音域・低音域を足したようなイメージで、基本的な調絃ですと「3オクターブ+3音」の音域になります。
材料は箏と同じように甲材は桐、角は紅木で造られており、糸はピンで巻かれています。
二十五絃箏は野坂操壽先生によって1991年に開発・発表されました。今年はそれからちょうど25年になります。そのルーツは二十絃箏の開発からになります。
琴光堂のサイトから引用(2016年の記事)
まとめに書くことはありません。
ただただ木村さんの二十五絃箏のシャコンヌに胸を打たれた。それだけです。
付け加えるとすれば、琴柱灯篭の形が理解できたこと。
「琴柱」との表現に片眉あげる人もいるのではないかな。