そもそも柔軟剤ってものがなぜ存在するのか、筆者にはよく分かりません。
今回言いたいのは、柔軟剤は洗濯物のフンワリした仕上げに欠かせない…、という甘っちょろいことではなく・・・
◆ 柔軟剤のおかげで水を吸いにくくなったタオルやハンカチにはウンザリだ!
・・・この一点。
天日に干した洗濯物は、もともとゴワゴワしているものです。
そのゴワゴワが却って気持ちよかったりするんですがね…
本稿は、Wikipediaのほか以下のサイトを参考にさせていただきました。
- 柔軟剤で吸水性が落ちる?タオルの洗濯で知っておきたい4つの事(せんたくのーと)
- 柔軟剤の吸水性テスト(北海道立消費生活センター 2016(平成28)年1月掲載分)
- 年の初めはまっさら“タオル”(NHKおうちで学ぼう for School)
- 柔軟剤おすすめ人気比較ランキング20選(タスクルヒカク)
- 柔軟剤おすすめランキング21選(モノレコ)
Wikiによると(抜粋して意訳)…
フム…、そもそも洗濯に必須ではなくプラスアルファ的なもので、使用上の注意点もあると。
別になくてもいいけどあればあったで嬉しいよね…、ゴージャスな日常には欠かせないでしょ……、という面でおでんにおける車麩、寄席における紙切り芸人のようなものとも言えなくもありません(意味不明)。
代表的な銘柄は、
ソフラン(LION)、フレア(花王)、ファーファ(NSファーファ・ジャパン)、さらさ(P&G Japan)、ハミング(花王)、レノア(P&G Japan)・・・
ソフトに仕上がるのでスカートのフレアもフワフワ、サラサラ。
気持ち良すぎて思わずハミングが出ちゃう♫♫♫、レノア〜
・・・と、メーカーはあくまで女性にフォーカスして商品展開しているようです。
さて、くどいですが筆者の場合の問題は、前項4.吸水性の低下です。
まず、市販の柔軟剤は界面活性剤を主剤としており、それが洗濯物の表面をコーティングして洗濯物を柔らかい肌触りにしてくれるという理屈。
その一方、コーティングによって布地の表面に薄い油膜が張ったような状態になり、それが吸水性を低下させる原因になるそうです(参考:NHKおうちで学ぼう!for school)。
ちなみに使われている界面活性剤は、第4級アンモニウム塩という類の化学物質で、具体的にはこんなもの(多く使われている順)。
アルキル、アルキ・・・
聞いたこともない舌を噛みそうな名前の化学物質が含まれているのを知ってしまうと、身体に対するデメリットが気になってきますが…
知らぬが仏ということですかね(汗)。
身につける下着や服の場合、吸水性の良し悪しはさほど気になりませんが、問題は水気を拭く目的で使うタオルやハンカチです。
具体的には、
入浴、洗顔、手洗いは、いずれも清潔を保つ目的のほかに、やはりスッキリ、サッパリしたいからやる行為じゃないですか(大人げない表現、失礼します)。
上の3点とも生地が水を吸いにくくなっていることの弊害で、はっきり言って気持ちが悪い。
いずれも日常生活の中で布地を意識することなくサクッと終えたい所作にもかかわらず、どうしてもイライラ感が付きまとってしまいます。
◆ 吸水性が悪い ⇒ スッキリ感がない ⇒ ストレスが増える
これですね、問題の本質は。
◆ 柔軟剤を使わない!
以上。
それを言っちゃオシマイなので、柔軟剤を使う前提で吸水性を損なわないようにする方法を整理してみました(参照:せんたくのーと、北海道立消費生活センター)。
※ 北海道立消費生活センター「柔軟剤の吸水性テスト.pdf」より
まあ、考え方、やり方はいろいろ提案されていますが、どれも今一つですな。
やはり、「使わない!」が個人的には最適解ということで。
柔軟剤で生地の吸水性が落ちる原因が分かり、それが従来から周知の事実であることも確認できました。
また、その解決策もいろいろ提案されていますが、どれも抜本的ではありません。
振り返れば、花王ソフターという一製品から始まったブーム。
それが60年近く経って広く定着してしまっている以上、「洗濯と柔軟剤はセット」という考え方がそう簡単になくなることはないでしょう。
しかし筆者的には、それがためにストレスを感じている男子、もとい、人間がいるということを強調しておきたい。
これが今日の結論です。
・・・エっ?
家の中で洗濯を主務にしている誰かに「柔軟剤は好かん、使わないで」と言えばいいって?
チッチッチッ!
そんなことしたら柔軟剤のストレスどころか、別のステージにワープして戻って来られなくなるからここに書いているのです。
そこんとこひとつ夜露死苦!