先日、緑ギタークラブのH29定期演奏会を打ち上げた。
演目自体はオープニングから順調に進むも、元から筆者の爪はDNA的に柔い。第三部の後半からimが怪しくなった。
で、終演時にはパックリいっちゃってた。ギタリスト用マニュキアの性能試験を身をもってやったようなものだ。報告書が書ける。
FBには、「爪が割れたので、ちょっと早いけど正月モードに入りま~す」などと書き込む。アマチュアでよかった。本職なら死活問題だ。
1年前を思い起こせば、5年半ぶりの復帰ゆえ途中参加だった前回と違って、今回は当初からの参加で、じっくり取り組めた。リーダーKさんのバックアップ、著作権関係、司会原稿、宴会係サブも仰せつかっての一年。
ステージでは、学生時代以来のソロもあったので自分としては珍しくそれなりに練習はした。直前の緊張感も格別だった。
でも、いったん始まってしまえば、本番は体感的にはマッハで進む。
アンコール曲最終小節のAmを、右手が叩くように弾く。
そして瞬時に消音。
ホールの残響が客席の拍手にかき消される。
つかの間感じる名残り惜しさ。
肩の力がスッと抜ける。
何かがストンと落ちる感じ。
次いでやって来る安堵感、解放感、郷愁、そして自省の念。
とてつもなくおこがましいが、プロ、アマを問わずこの瞬間があるから続けられるのではないか。あの感じが味わいたくてまた次も、となるのではないか。
毎年、緑GCの定演が終わるとクリスマス、年賀状、挨拶回り等々、年末年始の諸々、いわば「現実」が突如目の前に出現する。
ギターに関してだけは、今年のマストはほぼ終わった。正直言ってホッとしている。
MGCの皆さん、ありがとうございました。お陰様で楽しく素敵なコンサートになりました(._.)。
あとは韓国の作曲家兼パフォーマーJeremy Choi氏に楽譜(ソロで弾いたAt the Door)のお礼を送るだけだ。
お若い方だから迷ってしまうが、やはり音楽関係、ギター関係のものにしよう。
お会いしたことはなくても、MGCの仲間と同じくそれが共通項だから。