この4月に私のいる課に転勤してきて,事あるごとにひと言多いなと思っていたMさんを,ふとしたことから見直した話。
頭の回転が速く,仕事は出来るのだけど,余計なひと言が多いがために部下達から徹底的に嫌われているMさんですが,ある日,事務所のある6階の窓から見える某建設現場で毎日動いている機械を指差して,しみじみ言うには,
「あの機械みたいに黙々と働いていれば,いつかは大きな成果が上げられるんだよね」
本当は嫌われたくない,余計な発言は寂しがり屋の裏返しなのだよ,と言っているように聞こえ,Mさんのイメージが少し変わりました。
人は内側にいろいろなものを抱えていて,それは他人からは見えづらい,むしろ逆方向に見えてしまうことが多いのでしょうね。