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秋葉原はどこに行った


先週末,秋葉原を散歩して感じたことです。

JR秋葉原駅の電気街口は異空間への入口でした。たくさんのメイド姿のオネーサンが鼻に掛かった声で「よろしくお願いしま~ス!」と店のチラシを配っています。その脇では何やら動物(猫のような虎のような)のコスプレ集団が歌と踊りのパフォーマンス(コント?)を始めました。そして後ろを振り向けば駅構内にもコスプレ(もう何だか分からん)のカップルが・・・。厚底靴をパコパコ鳴らしながら歩いて行きます。

この10年くらいの間に東京都内で一番変わった街が秋葉原でしょう。
JR秋葉原駅。併設されていた貨物駅と神田青果市場(1989年に大田市場に移転)の跡地が駅前広場と高層オフィスビルに変貌し,ヨドバシカメラの巨大店舗(マルチメディアAkiba)も出現しました。2005年8月にはつくばエキスプレスの起点駅も開業し,人の流れが大きく変わりました。

集まってくる人種も変化しました。一体にひしめく店舗の変遷と相関があるようです。家電量販店が衰退し,替わりにコンピュータ関連機器,AVソフト,ゲーム・アミューズメント関連の専門店が勢力を伸ばしてきました。それに伴って「オタク」といわれる層が集まるようになり,最近では「メイド喫茶」なるものが全盛を極めています。完全に家電製品を買いに行く街ではなくなりました。

私の知っている秋葉原は何処に行ったのでしょう。家電の石丸電気,照明のヤマギワ,高級オーディオ店,真空管アンプ屋,無線機屋,訳の分からないものを並べるジャンク屋,アキハバラデパート前の実演販売・・・。もちろん時代が変わり,自分は歳を取り,見る目と感ずる心が変わったということもあります。でもあまりにも大きな変化に戸惑ってしまうのは私だけではないと信じたいです。

電気街口を出て右側,電子部品の専門店街が総武線のガード下に昔と変わらず残っているのを確認して,やっと一息ついたアキバ散歩でした。

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