先週の土曜日に図書館で借りてきた福井晴敏「終戦のローレライⅠ」を読み終わりました。太平洋戦争の終戦間際,降伏したドイツのUボート(潜水艦)を戦利品として手に入れた日本国海軍が,戦局を逆転する程の力を持つ秘密兵器”ローレライ”を・・・,という全4巻の物語の幕開け。全く予備知識なしで借りてきた本ですが,面白くて一気に(と言っても4日かかったが)読んでしまいました。
潜水艦といえば,私が小学生の頃はマンガに潜水艦ものというのがあって,少年サンデーに連載されていた小沢さとるの「サブマリン707」,「青の6号」なんかは好きでよく読んでいました。テレビでも「原子力潜水艦シービュー号」というアメリカのテレビドラマが放映されていて毎週楽しみにして見ていました。水中ソナーのビョィ~ン・ボッ・ボッ・ボッ・ボッ・・・・・,という音が印象的で今でもよく覚えています。
それだけ潜水艦という乗り物(?)が身近だったということですが,今思えば昭和30年代というのは戦後,十数年だったわけで,まだまだ戦争の陰を引きずっていたんですね。少年サンデーの表紙をゼロ戦や日章旗の戦艦が飾る,なんていうことは珍しくなかったし,プラモデルでもシャーマン戦車,グラマン戦闘機なんかを作っていたし・・・。
なんだか昔話になってしまいましたけど,昔話をするようになったら人生下り坂,ということらしいので飲み会の時など,若い人の前ではなるべくしないようにしているつもりなんですけど,無意識にしているんだろうな~,昔話。
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僕も「サブマリン707(タイトルを見るまでは思い出さなかった)」はよく読んでいました。「青の6号」になってからはイマイチ面白くなくなった様な気がしています。「サブマリン707」では第二次世界大戦中の主流だったディーゼル式の潜水艦のため水上航行が多く、全体の形が普通の船に似たものだったのに、「青の6号」あたりになると原子力船になって今の潜水艦の形に似てきたのが興味深かったように覚えています。
戦争物の漫画が多かった割には当時の方が社会的に反戦ムードは高かったように思います。それはやはり敗戦から10数年しか経っていなかった為なのでしょうか。
ところで7月17日はお暇ですか?(笑)
私はむしろ青の6号の方を身を入れて(笑)読んだ記憶があって,
各国の精鋭潜水艦が集まるなかで日本の6号が一番ボロッちくて,
アメリカ(?)の1号がロケットみたいな形でとても格好良かったのを覚えています。
>>当時の方が社会的に反戦ムードは高かったように思います。
人間は忘れる動物だと言われていますが,やはり社会全体として戦争の記憶が薄れてきているんですね。
憲法改正の動きなんて本当に危なっかしい感じがします。
>>ところで7月17日はお暇ですか?
7月17日は月曜だから仕事が終わってから行くとすればあまりトオクニハイケナイナ・・・,
などと一生懸命考えてしまいましたけど,カレンダーを見たら休日じゃないですか。
ということは暇だと思います。
それとTakaさんのブログはトラックバックURLが見当たらないですけど,「受け付けない」にされていますか?
17日、午後、「ももかん」のインストアライブ(新宿新星堂ロックイン)に行きませんか?もしOKであれば後でメールします。
トラックバックは一時「迷惑トラックバック」が続いたので禁止設定しました。僕のブログにトラックバックしても…と言う気がしてるんで…
f(^_^;
17日,了解しました。
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