2023年、令和5年のまとめ。
今年もシンプルにいきます。
0.2023の日本、世界は……
まず世の中の動きから。
- 今年の漢字:『税』
- 今年の流行語:『アレ(A.R.E.)』
- 今年の一皿:『ご馳走おにぎり』
- 本 屋 大 賞:『汝、星のごとく/凪良ゆう』
- 2023年の出来事:国内(時事通信)
- 新型コロナ、5類に引下げ(1月)
- 岸田首相、キーウを電撃訪問(3月)
- WBC、日本が14年ぶりに優勝(3月)
- G7、広島サミット開催(5月)
- ビッグモーター、保険金不正請求(7月)
- 原発処理水、海洋放出開始(8月)
- ジャニーズ、性加害で社長辞任(9月)
- 藤井氏、初の八冠制覇(10月)
- 自民党、パーティー券で裏金作り発覚(12月)
- 2023年の出来事:海外(時事通信)
- 米軍、中国の気球を撃墜(2月)
- フィンランドがNATOに正式加盟(4月)
- 70年ぶり、英国王の催冠式(5月)
- ハワイのマウイ島で山火事(8月)
- 北朝鮮、偵察衛星打上げ成功(11月)
- イスラエルのGAZA攻撃が泥沼化(10~12月)
今年の漢字が「税」と聞いて(なんだかな~)と思った方は、今年もよく働いたご自分を褒めてください。
そしてアレとか38年ぶりとか何もおもろない、知らんけど……という方。来年は共にベイスターズを応援しましょう(笑)。
それでは2023年の個人的回顧録、いってみます。
1.家族のこと
- 家人B:4月からの職場は、相性が悪すぎだったね。来年は、自分に合った仕事が見つかるよう祈ってます。
- 家人C:そんな気ぃ遣われたらトーちゃん泣いてまうやん。転職先では経験とパワーが十分発揮できるといいね。
- 家人D:便りのないのは良い便り。元気でいるならそれでよし。困ったときは親を頼りなさい。
- 先のことをあれこれ考えても詮無いだけだが、親の気持ってやつはどうしようもない。子供たちのことを考えない日はない。バカと言いたきゃ言っとくれ。
2.仕事のこと
- 嘱託勤務2年目。月~金フルタイムなるも今年は物件的に端境期。はっきり言って暇な一年だった。お茶を挽くってやつですな。
- 新年度には、サプライズな人の入れ替わりがあった。昔の職場で直属の部下だったNさんが、今度はなんと上司として斜め隣に着席された。
- 出会い頭に「その節は、あごで使ってすみませんでしたっ!」と腰を45°に折るつもりだったが、周囲のドン引きが目に見えるのでやめておいた。
- ちなみにNさんと机を並べるのは3度目。ITオタクという共通点があるし、そもそも人格者なので実はホッとしている(本音です)。
- もう一人、旧知のKさんが当方からのオファーに応えて設備チームに合流してくださった。明るいムードメーカーなので心強い。
- そんなこんなで人の縁を実感した一年だった。一期一会、諸法無我、業界狭すぎ等々、数多の思いが去来する。恵まれた職業人生に心から感謝だ。
3.健康関係
- 通年:眼科には3か月に1回通った。眼圧は手術後10を超えたことなない。6年近く経つので結膜保護の目薬を差し始めた。
- 通年:歯医者には月1のペースで通った。奥歯の1本はヒビが入り、歯周病予備軍でもあるので新年に入れば通院再開だ。
- 3月:区役所の補助で胃がん健診を受けた。久々の胃カメラだったが「おなかクリニック」を名乗るだけあって上手い。結果は異状なし。
- 4月:頭位めまい症で3日休んだ。症状は軽めだったもののフラフラして不快だった。思い返せば、発症前に一時期、6弦が5弦と同じ音程に聴こえ(なんじゃこりゃ!)と思った。また、発症直前に出始めた咳がめまいの引き金になったような気もする。いずれにしても原因不明で、また起きるかもしれない。
- 7月:新型コロナワクチン6回目接種。副反応はほとんどなし。昨今の状況では念のため感、精神安定剤感が強い。
- 8月:筋力維持のため三軒茶屋のジムに通い始めた。12月現在モチベーションはぎりぎりで、すでに退会を考えている。チョコザップに乗り換えか。
- 9月:補聴器をワイデックスに買い換えた。使用感はそこそこで、騒がしい飲み会ではやはり無力。出費はファンドラップの利益で賄った。
- 10月:風邪ひきで2日休んだ。発熱は無かったが、一応検査キットで調べたところコロナ、インフルをとも陰性だった。風邪も侮れない。
- 11月:職場の定期健診で2年連続指摘されたブルガダ波形をホルター心電図で調べてもらった結果、異状なし。イケメン医師は「よくあることです」と言いたげだった。
- 11月:喉痛が続き耳鼻科を訪ねた。咽頭ガンを覚悟したが、扁桃腺の化膿との診断に胸を撫で下ろした。思い当たるのはカラオケだ。無理しちゃいかんね。
- 追伸:今年も血圧維持にカリウム摂取を心がけた。具体的には、毎朝の豆乳、昼食後のレーズンだが、効果のほどは定かでない。継続は力なりがモチベーションだ。
4.ギター関係
- MGCは年初から休部した。7月に入り部員が減って音量的にも厳しいのでなんとか、とMGCのW代表からお誘いをいただいた。
- 束の間逡巡はしたものの結局年末のコンサートまで助っ人として参加した。今さらながらアンサンブルとサークルの楽しさを実感した。
- 長年の縁を切る気はないし運営上の難局も理解している。その一方で思うところもあり、とりあえず新年も休部からのスタートにさせていただいた。
- 一方、ソロは「Opaque Horizon」を練習している。好みの曲調でテクニック的にもちょうど良い。暗譜曲に加えるべく頑張るつもり。
- 最近弦は、サバレス一択。低音弦はバリエーション間の差は感じないが、高音弦のアリアンスは魅力的だ。ただし1弦は煌びやか過ぎ。
5.こんな本を読んだ
昨年前半まで書いていた書評がストップしたまま今年も過ぎてしまいました。
1月から読んだ本の著者、タイトルを挙げておきます。
せめて星評価だけでも付けようと思いましたが、すでにあらすじと感想を忘れかけているのでやめました(汗)。
- 手塚治虫:ブラック・ジャック1〜3
- 山本文緒:自転しながら公転する
- 伊坂幸太郎:ガソリン生活
- 百田尚樹:日本国紀<上><下>
- 道尾秀介:カラスの親指
- 橋本 治:草薙の剣
- 伊坂幸太郎:ホワイトラビット
- 夏川草介:勿忘草の咲く町で
- 町田そのこ:52ヘルツのクジラたち
- 伊坂幸太郎:シーソーモンスター
- 宮脇淳子:日本人が知らない満州国の真実
- 中山七里:死にゆく者の祈り
- 伊坂幸太郎:終末のフール
- 伊坂幸太郎:クジラアタマの王様
- 荻原 浩:砂の王国
- 杣田美野里、宮本誠一郎:礼文 花の島を歩く
- 浅田次郎:流人道中記(上)(下)
- 辻村深月:傲慢と善良
以上、18冊。
一番印象深かったのは、浅田次郎氏の「流人道中記」です。
武士とはいかにあるべきか、人としていかに生くべきか、そんな重たいことを青山玄蕃は流人として江戸から津軽の三厩までを旅する道々で押送人の乙さんに身をもって示す。
あぁ、玄蕃とともに奥州路を歩けるなら路銀はすべて拙者がもつぞよ。
6.新型コロナ禍、終わりの始まり(1月~)
- 「明けない夜はない」を実感した。人の動き、医療、経済等々も本来の動きにほぼ戻っている。
- 同時に、各所に残した爪痕も大きい。飲食業、宿泊業の人手不足、タクシー不足等々、いまだ影響を被っている人や業界は多いと聞く。
- 日常生活に定着したものも多い。リモート、非接触、換気、マスク、消毒、体温測定などは、いまだに違和感なく行われている。
- 2023の新入社員は、コロナ世代と呼ばれるそうな。リアルの学生生活や就活を未経験の若者たちは、実社会に軟着陸できるだろうか。
7.その他のトピック
- ブログ投稿は、開設以来最少の16件。モチベーションは途切れていないが相変わらず余裕がない。
- 1月:運転免許証を更新。次回は72歳だ。返上するかどうかで迷うだろう。
- 2月:施設にいた義母が95歳で逝去。これで筆者、家人Bの両親は、そろって鬼籍に入られた。淋しい。
- 4月:マンションのネット回線がJ:COMに。速度は向上したが、NASの外部アクセスが不調でイライラしている。
- 5月:FUJIFILM X-T30と交換レンズ4本を売却しRICOH GRⅢを購入。高齢になればなるほど軽さは正義だ。自転車と同じ。
- 6月:大雨に祟られた大阪出張と広島旅行。広島では、厳島神社の御朱印をいただいたので良しとする。
- 7月:秩父在住母方の叔父が95歳で逝去。親戚一同が頼っていた人だけに皆で落胆し、皆が後を任されたように感じたはずだ。
- 8月:ベランダの睡蓮鉢を復活させメダカを飼い始めた。生体と植物のバランスが上手くいってすごく綺麗。
- 9月:栃木の姉から「もっと気遣いせよ」と叱られた。思うところは山ほどあるが、素直に従うことにした。
- 10月:初めての歌舞伎鑑賞。日本が誇る濃厚な伝統文化を間近に見て感激した。アニメにも通じると思ったのは筆者だけか。
- 12月:MGCのコンサートに出演。ほどほどの緊張感が心地よかった。家人Cの拍手は殊勲賞ものだった。
8.まとめ
今年も自分と家族が大きな病気もせず一年を無事に過ごせたことに安堵し感謝しています。
そして、いろいろな出来事があったにしても総括すれば日本は今年も平和でした。
毎年そんな同じようなことが書けるのは、本当に幸運で幸せなことです。
一方、世界に目を向ければ、日々戦車が走り回りミサイルや砲弾が飛び交うクリティカルな国や地域があります。
中東では、我々日本人には到底理解できない因縁とでも言うべき難儀な経緯からまた紛争が勃発しました。
あぁ、何をか言わんや。他人や他国を攻撃する前にやるべきことは沢山あるだろうに。
地球という星は、いまだにそんな愚かで懲りない生き物が支配しているのか、と宇宙人に鼻で笑われているでしょう(これも毎年書いている)。
多くの異星人は、見るべきものは何もないと噂のその荒れた惑星を素通りしていた。
土着の生き物は、自分たちが宇宙のガラパゴスに棲む未開人と気づかぬまま部族同士の小競り合いを懲りもせず続け、温室効果による異常気象と核戦争の放射線に晒されながら固有の進化の道を歩んでいた。
数十万年後……
辺境の地を好む物好きなエイリアンがたまたま通りかかった。
乗り物の窓から、不細工なクレーターに覆われ生物反応が全くない岩の塊を見て鼻を鳴らす。
なんなんだこの殺伐として死の気配さえ漂う星域は……
不格好な岩塊は、小さな衛星を伴っていた。
母星よりかなり小さいながら大気と水は辛うじてあるようだ。シダのような原始植物が盛大に繁茂していた。
そして、日の差さない地べたには下等な猿が繁殖し、キャッキャと走り回り騒がしいことこの上ない。
醜い奇形のため一匹として同じ外観の個体はいない彼らが繰り広げていたのは、僅かな食物と陣地を巡る凄惨な争いだった。
なぜかデジャヴを憶えるエイリアン。
寒気を払うようにぶるぶると首を振り、一刻も早くその岩塊と衛星から離れようと乗り物の制御脳に加速の念を送った。
彼の脳裏を古の2Dフィルムの言葉が過る。
『この世には二種類の生き物がいる。争うものと争わないものだ……』
若輩がそんな愚にもつかないことを考えているうちに、新型コロナ禍明けの令和5年、戦争の色が濃かった2023年は暮れて行きます。
今年一番元気をもらったのは、2023WBCの日本優勝。感動しました。
そして、出来なかったこと、やらなかったこともありました。先の課題、楽しみとして来年に取っておくことにします。
Think globally, act locally.
2024の年末には、何か一つだけでも他人様のために役に立ったと報告が出来るよう精進します。
今年もご訪問、ご高覧ありがとうございました。
どうぞご自愛のうえ、良い年をお迎えください。