今年もこの時期になりました。一年を備忘を兼ねてまとめます。
2020は、記憶に残るというような生半可な表現では形容できない、おそらく我が国だけでなく世界的にも歴史に残る一年になりました。
1. 世間はどんな一年だったのか
まず、2020年に相応しい枕詞を個人感覚、順不同で挙げてみます。
- 2020の枕詞
- 世界中にCOVID-19、新型コロナウイルス感染症がまん延した2020
- 2回目の東京オリンピックがコロナ禍で延期された…
- 手洗い、咳エチケット、換気、マスクや消毒液の常備が当たり前になった…
- 3密回避、ソーシャルディスタンス、ステイホームで明け暮れた…
- 新しい日常、接触から非接触へ、リモート〇〇がトレンドになった…
- 総理大臣がアベからスガに代わった…
- 第3波襲来でウイルスとともに年越しとなる…
ほとんどが今年の年初に流行り始めた新型コロナウイルス絡みになりました。
さらにこれを書いている時点で、ヨーロッパで発生した感染率の高い変異種が日本に入ったと報道されるなど、未だに現在進行形かつ To be continued. ですから気が抜けません。
続いて、「今年のホニャララ」です。
- 今年の新語、流行語大賞
- 今年の漢字
- 今年の人
- 米タイム誌
- 米国の「バイデン次期大統領とハリス次期副大統領」
- 今年の一皿
やはり、ほぼすべてコロナ絡みが占めました。
「今年の人」も、詰まるところはコロナを軽視した挙げ句に自身も罹患した低品位な大統領が選挙で負けた結果と言えるでしょう。
いやはや、世紀の疫病に世界中が振り回された一年でした。
2. 家族のこと
- 家人B
- この一年も大きな病気やけがをすることなく過ごせたので良かった。
- 一方、(昨年、一昨年と同じことを書かくが)仕事で帰りの遅いことが多いので健康面、特にメンタルが気になる。来年の就業契約の切れ目に向けては、無理しないで最善の選択をしてください。
- それと、余計なお世話かもしれないが、年金の手続きは早めにしたほうがいいと思うよ。
- 家人C
- 一人暮らしが定着したね。たまに寄ってくれるのを家人Bと楽しみにしているよ。
- 仕事では、コロナのせいで給料が下がりボーナスもカットで大変だった。それでも腐らずに自分で道を切り拓こうとする姿勢が頼もしい。
- 何はともあれ、2021も健康で過ごしてください。お酒はほどほどに。
- 家人D
- 泡盛を送ってくれたね。おいしかった。たまには連絡ください。
- 計画した家庭訪問は時節柄頓挫しているけど、2021には実現したいと思っているよ。
- 何はともあれ、健康で怪我のないよう無事に過ごしてほしい。タバコはほどほどに。
3. 仕事のこと
- 在籍5年目。2021/03に雇用契約が切れる前提の一年だった。
- 3年越しで手掛けた物件を失注した。出来ることはやったつもりだが現実は厳しい。自分自身の詰めの甘さが原因の一つだったことを反省している。
- 今まで見てきたものを踏まえ打開策、補強策を提案するも、結局、掴みのために仕込んだ撒き餌にしか反応されず悲しかった。バットやグローブを新しくするだけでこの局面を打開できると考えているなら筆者の出る幕はない。
- もう一つ。仕事には中長期的な考察と俯瞰的な視点を忘れてはならないと思うのだ。短期的なリターンはもちろん大事だが、企業としてそこだけに重きを置いた先に何があるというのか。
- …というような次第で、モチベーションは下がりまくっている。如何ともし難い。
- 如何ともし難いし、己の気持ちに正直になりたいのは山々だが、生活を考えると収入は超重要事項だ。2021の身の振り方は、頭を冷やして総合的に考えねばなるまい。
4. 健康関係
- 全般
- 昨年と同じく大きな病気や怪我もなく過ごせたのはありがたい。
- 一方、足腰の筋力低下は切実なので、1回7〜8kmのウォーキングを週2ペースで始めた。
- 消化器系は総体的には問題ないが、胃腸の働きは年齢とともに衰えているようで、六君子湯とラックビーが欠かせなくなっている。
- 2021も油断せず減塩を心がけ、野菜と繊維質多めの食生活を心がけたい。
- 緑内障
- 今年も本郷T大病院眼科に通った。定期診察は、3ヶ月毎になった。
- 2017/10(右目)、2019/02(左目)に受けた手術の経過は良好で、眼圧は両目とも8〜10mmHgを維持している。
- T大病院が高度医療の拠点であることに鑑みて、瞳先生に「ワチキの地元の眼科は…」と水を向けてみたが、乗ってくる気配は全く無かった。
- 筆者はそれを、医師としてご自身の医療に責任を持つ姿勢と理解した。ありがたい限りだ。
- 左耳の難聴
- 難聴が進んでいるとは感じるが、今年は特に支障は感じなかった(周囲には知らぬうちに迷惑をかけているやもしれず)。
- 会議や飲み会がコロナのおかげで殆どなかったこと、新しい出会いが無かったこと、家人Bが完全に耳の遠い亭主を諦めたことなどがその要因だが、一番は自分自身が難聴に慣れてしまったからだと思う。
- これも年令を重ねるということなのだろう。
- 持病の咳
- 今年は、一回も発症しなかった(…と思ったら1月に1回あった)。マスク、手洗い、消毒、ステイホーム等々、コロナ対策の派生効果と解釈している。
- それらを考えると、(人間は雑菌にまみれているのが健全)という個人的なローカルルールが健全でなかったのか迷うところだ。
- 高齢になるとともに、あの酷い咳と痰のダメージは大きくなると思うので、新型コロナ禍が去った後も今年の教訓を忘れずにと思っている。
- 腰痛
- 相変わらずだが、今年も取り立てて困る場面はなかった。
- 血圧
- 昨年末の誓いどおり年初から測定を始めて、10月頃までは続いた。
- おしなべて120ー85程度だったが、気温が下がるとともに130超に上がり始めて怖くなり、11月頃からやめてしまった。助走途中で棄権するどーしようもない軟弱さが我ながら嘆かわしい。
- 心を入れ替えて、1月から再開しようと思っている。
- 献血
- 今年は6回挙行できて、通算109回になった。健康に感謝だ。
- 100回越えでも続けるモチベーションをくださった池江璃花子さんがこの8月、水泳競技(都大会)に復帰された。たいへん喜ばしい。
- 2019/02に白血病を公表したのち治療を続け、その後約1年半の短期間で現役に復帰するとは、どれほど辛い思いをしどれほど頑張ったのか。筆者には想像もつかない。
- 水泳に縁のない筆者でさえ刺激をもらったのだから、このご時世には貴重なGood Newsだった。日本人として誇らしく思う。
- 歩くこと
- 夏頃から概ね週2ペースでウォーキングを始めた。
- 砧公園〜運動公園を回って戻ってくる7〜8kmのコースで、時間に余裕があれば10kmを目指している。
- イヤホンでラジオや音楽を聴きながら公園の緑の中を歩く時間は、リラックスして無心になれるし気分転換にもなるので精神的にもとてもよろしい。
- これから本格的に寒くなるが、ちょうど良い加減のコースがフィックスできたことだし、できるだけ続けようと思っている。
- その他
- 10月。右肘の先端に水が溜まり、整形外科で抜いてもらった。「滑液包炎」とのこと。
- 夕方に出る原因不明の「胃痛+冷や汗」は、今でもたまに起きる。
5. 実家問題その後
- 2月に収支を確定申告した。
- 収支の詳細は、以前からかなり厳密に積み上げていたし、添付資料もバッチリ揃えていたので誰かに見せたいくらいだった。
- 当日は、係官の厳しい査問に淀みなく説明シタルワイ!、と意気込んで申告会場に出向いたが、その日は書類提出だけで終わり2週間後には税金を知らせる葉書が届いた。あまりの呆気なさに拍子抜けした。
- こうして父母の没後処理、実家の処分等々、惣領息子の重要任務は大きく滞ることもなく、そこそこ目論見どおりに完全終結した。ありがたい。お陰様です。
- 余談としては、一連の処理が1年遅れて2020にずれ込んでいたら、おそらく頓挫して全く違う結果になっていただろうと想像し胸をなでおろしている。詳細には書けないが、ここにもコロナ前と後で変わってしまった世情が大きく絡む。
- そのあたりも含めて、いつか彼岸で父母に「あぁだった、こうだった…」と脚色しながら話して聞かせるのが楽しみだ。
6. 四国お遍路と仏教の勉強
- 今年のお遍路
- 5月連休、8月夏休み、年末の休みがチャンスだったが、3度とも新型コロナのピークが来て、結局今年の目標だった8/8回目、区切り打ち最終回には行けなかった。
- 楽しみを封印され悔しさムンムンだが、「最終回を待ちわびる充実感」と考え方を変えれば、機を待つのも苦ではない。
- 勉強は継続中
- 以前行っていたような公開講座に行くことはなくなった。コロナの関係もあるが、興味を惹かれるようなものに巡り合わないのが大きい。
- 一方、今年読んだ本の中では、魚川祐司氏の「講義ライブ だから仏教は面白い!」がとても参考になった。昨年読んだ「仏教思想のゼロポイント―「悟り」とは何か―」の前フリ本の位置付けだが、筆者には却って解りやすかった。
- 現在の興味の方向性は、昨年と同じく上座部方向、それもテーラワーダやヴィパッサナー瞑想だ。そこにある日本の伝統仏教とは全く違う何かを知りたい。
- 所感
- …とはいえ大乗の一側面であるお遍路は、引き続き大いに興味の対象であり、神秘的な何かに祈る気持ちが内から湧き出す限りは大切にして続けたい。
7. デジタルデバイスと物欲
- iPhone8
- (1月)4年間使ってバッテリーがヘタった6sの代替機として買った。
- 買い替え前には機種の選択で迷ったが、常にiPadと両方持ち歩いていることを考えて、コンパクトで安価な 8 を選んだ。
- カメラに高性能は求めないし、本気の作業にはiPadを使うので、性能面や小さい画面になんら支障はない。
- 手に馴染むちょうどよいサイズで、取り回しも楽なので満足している。型落ち機種でも高級感が褪せないのもApple製品の魅力だ。
- MacBook Air
- (6月)コロナによる在宅勤務でリビングのテーブルで使えるノート型PCが欲しくなり、ちょうど定額給付金をもらったこともあって、エイヤ!っと買った。
- インターフェースや出来ることはiMacと全く同じなのでその面での感激はないが、工業製品としての仕上がりや雰囲気、触った感触、ディスプレイの美しさ、打鍵感等々、言葉で言い表せない魅力がある。
- M1搭載機へのモデルチェンジで奇しくもシリーズ最後のIntel機となったが、筆者の使い方の範囲で何一つ不自由はないし満足している。
- iPad Air(第4世代)
- (10月)3年使って、画面にムラができてしまったiPad Pro10.5の代替機として購入。
- グレードが違うので単純比較は出来ないが、10.5より若干ではあるが画面は大きく、軽くなった。筐体のデザインやディスプレイが現行のiPhone12と同方向のデザインでプレミアム感があるし、レスポンスも良好で満足している。
- 一つだけ難を言えば、ボディサイドの電源ボタンに内蔵した指紋センサーの使い勝手にイマイチ馴染めない。改良の余地ありだと思う。
- 本音を言うと、ITデバイスは決して安くない買い物なので、できるだけ長い間使いたいと思っている。だが実際には、耐久性、下取り価格、新しもの好き等々、諸々の状況から3〜4年、長くて5年で買い替えることになる。
- かつてのフォルクスワーゲンやシトロエンDSのような数十年単位とは言わないが、せめて10年使える製品があれば、と毎度思うのは高望みだろうか。それとも近い将来、SDGsのような発想がITデバイスにも反映される時代が来るのだろうか。興味は尽きない。
- iMac21.5
- 導入して4年半、メインのストレージをM.2のSSDに切換えて1年。もともとの美しさに加えて速さもSSDのおかげで満足いくものとなり、日常の使用になんの不満もない。
- ・・・ただしそれは、正常に動いている限りだ。
- 今年は起動のトラブルが2度あって、その都度システムをインストールし直した。外付けSSDが原因と思われるが、ヒーヒー言いながらなんとか復旧できるのはMacOSの扱い易さのおかげだ。
- バックアップは、NASとクラウドにとっているが、それはあくまで保険。母艦に必要な安定性と信頼性に若干の影を感じつつ使った一年だった。
- この11月、AppleはIntelとの決別を新しいMacBookとMac miniで形に表した。オリジナルのM1チップで新しい世界を切り拓こうとしているのだろう。初期の評判は上々だ。
- そんな動きもあって、あとどれくらいこのiMacが使えるか、より強く考えるようになった2020だった。
- HHKB Professional HYBRID Type-S
- 昨年に続き高級キーボードを買ってしまった。KB沼にハマった気がする。
- 昨年導入したRealforce for Macも使用感は良かったのだが、如何せんデカすぎた。現在は職場の大きなデスク(少なくとも自宅のそれよりは)で使っている。
- HHKBの感想は、「これぞ一生モンや!」である。見た目の質感も上々で、使ってみて改めて魅力を感じる。
- 打鍵感、静音性、Bluetooth性能、コンパクトさ等々、現状では最良の選択だったと思った。
- あとは、多少違和感のある数個のキートップをどうするかだけだ。少しくらい懸案がないと逆に飽きるので、その点を含めて超魅力的なKBに出会えたと確信している。
- AppleWatch
- いま使っているシリーズ3は4年目に入った。
- 最新機種はシリーズ6だが、買い換えるならC/Pの高いSEでいいので、現在逡巡中というところ。Appleの術中に落ちていると思ってもらっていい。
- NAS、Kindle、通信回線(スマホ)
- 昨年から変更点はない。いずれも支障なく働いてくれている。
- その他諸々(新規購入など)
- 所感
- ここにもコロナが表れた。
- 整理してみて、自分自身の物欲にまで家で過ごす時間、ステイホームを如何に快適にするかというような視点が随所に表れた。
8. 緑GCとギター関係
- 緑GCのコンサート
- ここにもだ。練習会場が3、4、5月と閉所された関係で集まることが出来ず、3ヶ月間活動休止となった。
- それでも例年どおり11月にコンサートが出来たのはラッキーだった。ちょうど第2波、第3波の狭間だったし、会場(アートフォーラムあざみ野)も運営していたからだ。
- 第二部では、今回はソロはやめてDuoを2本やった。
- 特に、新入部員のIさんとやったボサノバDuoは、練習して楽しく、本番もまずまずの出来で心底楽しかった。
- Iさん、ありがとうございました。アレンジが素敵でした。懲りずにまたお願いします。
- マイギター
- 特筆することは、あまりない。
- 4年半になる小林一三モデルだが、表面板にだいぶ傷が出来てきた。数年のうちには塗り直したくなるかも知れない。
- 所感
- ソロも練習しているが、年々指の動きが鈍くなっているし、曲に馴染むまで時間がかかる。
- でも弾く楽しみ、弾ける快感、曲を選び練習して自分のものにする喜びは、いまだに衰えない。
- 聴く方もそうだ。専らYoutubeだが、世界中のギタリストが演奏をアップしている中から自分の感性に響くものを探し始めると時間を忘れてしまう。
9. その他の出来事
- (1月)緑GCの新年会〜カラオケ〜終電(今考えるといい時代だった)
- (1月)村治奏一の生シャコンヌを聴いた(感激して涙活できた)
- (2月)同窓B氏と学生時代のギター部の同窓会を企画(コロナで先延ばし)
- (2月)深大寺まで徒歩約13Kmを歩き、名物のそばを食べた(意外に近かった)
- (2月)家人Cスマホ紛失事件(絶対になくせないと思った)
- (2月)ティッシュ、ロール紙、消毒剤などが店頭から消えた
- (3月)お彼岸に父方の従兄弟、従姉妹と墓参(同窓会っぽくて楽しかった)
- (4月)約2ヶ月の在宅勤務
- (5月)皆野の叔母が逝去
- (5月)8年使ったノートパソコンをリサイクルに出した(ドナドナ)
- (6月)定額給付金をいただいた(国境なき医師団に寄付ほか)
- (8月)住宅ローンを一部繰り上げ返済(先は長い)
- (10月)ApplePayのPasmoサービス開始、即移行(かなり嬉しい)
- (10月)睡蓮鉢を購入(懸案だった)
- (12月)トイレが詰まって慌てた(原因は靴下、クラシアンを頼った涙)
- (通年)広島時代の旧友K氏と折りに触れ飲んで気勢を上げコロナを祓った
10. まとめ
今年もいつもの年と同じくいろいろありましたが、こうして2020を振り返ってまとめてみると、一年を通じて何をするにもコロナの影響下にあったことがはっきり表れました。
そんな一年だったにもかかわらず、家族4人が無事に年が越せるのはありがたいことです。
今年は特にそう感じます。
今まであった日常のありふれた場面・・・
- 買い物に出て欲しい物を買う
- 仲間で集って飲み会をする
- 思いついたときに旅行する
- 口角泡を飛ばして議論する
- 家に帰って手を洗わずに飯を食う
- 思いっきりくしゃみをする
そんなことが出来ない、やれば出来るが面倒くさい条件が付く、自粛が求められる・・・
たった一年でそんな世界になるとは、思ってもみませんでした。
今は、医療や福祉関係の窮状や世間の諸々を考えると、コロナに罹患しないことが他人様への一番の思いやりであり社会貢献でもあります。
そのためにmustなことを自然体で実践すること、それを面倒くさがらず継続することが、自分のためになるし家族のため、大切な人のため、延いては広く日常生活を守ることにもなります。
個人的に来年に向けて望むのは、家族の無事、健康と並んで、この世紀の疫病の終息しかありません。
2021の年末には、2020の辛抱があったから今年は良い年になった…、そんなまとめが書けることを切にb願っています。
それでは、当ブログをお訪ねくださった皆さん、筆者のことを気にかけてくださった皆さん、力を貸してくださった皆さん、何くれとなく面倒を見てくれたYさん、忙しい中お付き合いいただいたKさん、楽しい時間を共有してくれた緑GCの仲間、そして我が家族、(漏れていたらごめんなさい)・・・
この一年ありがとうございました。
良い年をお迎えください
そして、時節柄くれぐれもご自愛ください。