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夏の秩父へスピリチュアル体験付き一泊旅行

 職場の夏休みを利用して家人Bと一泊で秩父へ旅行しましたので、日程と感想を書いておきます。
 最後の「まとめ」に、この時期らしくスピリチュアルな話を少しだけ・・・

三峯神社「氣の御守り」(表)

同(裏)

 

1.日程

一日目

 

二日目

 

2.トピックと感想

(1) 秩父三大パワースポットを踏破

 三峯神社は、“関東”、“パワースポット”で検索するとたいがい出てくる有名どころ。同じ地域の宝登山神社、秩父神社とともに運気満つる場所だそうな。
 Bが以前から希望していたこともあって今回の道行きとなったが、三峯=良縁、宝登山=金運、秩父=健康と聞けば、三本立ての参拝も悪い気はしない。ただし良縁は子供たち向けということで(笑)。以前から収集しているご朱印も増やすことができた。
 三峰神社で家族四人分いただいたお守りは、表に「氣」、裏返すと信仰対象のひとつである「山犬」が刺繍され意外に(失礼!)垢抜けたデザインである。失礼のないよう大切に持つことにする。

三峯神社 随身門

 

(2) 山奥のガラス工房を訪ねる

 秩父の吹きガラス作家浜口氏の作品には昔から縁があり、Bが「以前、秩父の蕎麦屋で見たガラス器が気になっている」と言い出したときに(もしや?)と思い、今回のアポなし訪問を思い立った。
 氏は、すでに20年以上秩父の地で作品を創り続けておられ、工房を訪ねたときも暑い日にもかかわらず一心不乱に火の入った炉と向き合っておられた。
 張り詰めた空気に声をかけるのをためらっていると、ふとした合間にこちらの気配に気づかれ手を止めてにこやかにあれこれ説明してくださる。銀箔や金箔をあしらった姿かたち、手触りとも柔らかな作品群と同じように気さくで優しいお人柄に触れ、幸せな気持ちで工房を後にした。

浜口義則氏のグラス(ぐい呑)

 

(3) ちちぶ山ルビーを育てるひょうきんなオジサン

 この時期だからブドウ狩りをと勢いで飛び込んだのが荒川日野の将門園。翌日に向け下見のつもりが試食だけで何となく満足してしまったのだが、それでサヨナラしなかったのはオーナー新井さんのお人柄のおかげだ。
 この時期一押し「山ルビー」の人気と由来から始まり果物を育てる苦労、家族経営の喜怒哀楽、村の人間模様などなど、軽妙なトークで人を惹きつけて離さないところは商売人の手本のような方である。
 翌日再び立寄ったのは美しくて甘いブドウの魅力はもちろんだが、ひょうきんな新井さんの顔を見たかったからにほかならず、こちらの意を汲み目の前で棚から摘んで獲れたてを持たせてくださる。根っからの秩父っ子、あくまでサービス精神旺盛な新井さんであった。

将門園のブドウ棚(右手奥に見える赤っぽいのが「ちちぶ山ルビー」)

 

(4) 新木鉱泉で手足を伸ばす

 法律上、温泉と鉱泉に明確な線引きはないらしい。新木鉱泉の源泉は14.8℃。そのまま浸かれるのが温泉、沸かして入るのが鉱泉とゆるめに考えれば、名前からしてとても律儀な旅館である。
 文政10(1827)年創業以来の木造建屋は落ち着いた趣で、お風呂、ご飯、接遇ともBから珍しく合格点が出る高レベル。
 当日はたまたま裏山にある公共霊園の「行灯祭り」で、小規模ながら打上げ花火が上がる日だった。夕食後にマイクロバスで送迎するというので便乗させてもらう。C/Pを含めていろいろ当りの多い旅館だった。

新木鉱泉 玄関の吹き抜け

 

(5) 真夏のかき氷屋に並ぶ覚悟はあるか

 会社支給の「氷代」を今回の旅行費用の一部に充てるからには、行程中にかき氷を食すことが大きなテーマだった。まして行先は秩父。天然氷の本場だ。
 然るにかき氷は今や人気スイーツ。天然氷とくればプレミア感も加わる。そして時期は真夏、まさに旬である。有名店の阿左美冷蔵には大行列ができていた。炎天下そこに3時間並んで食す気力と体力はあるか?筆者とBにはなかった(号泣)。
 否、このたびは時間がなかったことにしておこう。すべて達成してはつまらないじゃないか。後ろ髪をひかれるのも旅の醍醐味のうちだ。

 

(6) イチローズモルトは香りの宝石箱

 今回は、市内の酒屋でホワイトラベル(モルト&グレーン)を手に入れることができた。1本3,780円に買うときは半信半疑だったが、飲んでみて「ブレンドにも肥土伊知郎さんのセンスが表れている」との女将さんの言葉がストンと腑に落ちた。
 普及品のウイスキー専門の筆者が言うのもおこがましいが、口当たりはあくまで丸く甘く、フルーツやチョコレートほかいろいろな芳香を感じる。水割り、ソーダ割りよりもロックで香りと喉越しをじっくり楽しみたくなる美味さだ。
 本流であるシングルモルトは、生産量とその人気からなかなか店頭には出ないようだが、きっといつかどこかで巡り合えるだろう。楽しみだ。

イチローズモルト ホワイトラベル

 

3.まとめ

 Bと相談して秩父の宿を探し始めたのが出掛ける約1か月前。

 旧盆休みが希望だったので時期的に無理と思いつつ新木鉱泉のサイトを覗くと、幸運にもピンポイントで1室だけ空きがありました。もちろん即買い。それは奇しくも裏山の霊園で打上げ花火が上がる日でした。

 実はのはなし・・・、その霊園には父、母の墓があるのです。近くまで行くので墓参りはするつもりでしたが、(せっかく二人で来るなら)と気を遣われちまったのかな~?、そんなふうに思いました。

 それと、秩父市内から車で1時間半ほどの三峰神社に着いたとき、たまたま目が行った距離計になんと777の数字が現れていて、さすが霊気漂うパワースポットじゃ~、とBと顔を見合わたり・・・

 気は心かもしれませんが、そんなこともあって物心両面で中身が濃く思い出に残る2日間になりました。秩父方面には、まだ行っていない観光スポットもあるし、やり残したこともあります。

To be continued !

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