この土日は、学生時代のギター部の先輩Wさん宅を訪ねました。同窓のB氏、I氏と予てから温めてきた足掛け4年越しの訪問です。
場所は八ヶ岳山麓、標高1200mの自然の色が極めて濃い別荘地。先輩宅の周囲に定住者は一世帯しかなく、その他は割と裕福な方の別荘群とのことで、定年後の静かな隠遁生活には最適地の趣がありました。
そんな環境とは裏腹に、W先輩ご自身は、現在も富山県の会社にパートタイムで出勤する傍ら、600坪の敷地内での野菜作り、自宅の省エネ化工事ほかを自ら行ない、また冬場はスキー、暖かい時期は自転車でのトレーニングなどに励まれているとのことで、忙しいにもほどがある毎日を送り健康そのもののご様子。
さすが会社員生活の2/3以上を広大なアメリカ国内で過ごしたアウトドア派です。
ついでに(アワワッ・・・)同窓生も簡単にご紹介。
B氏は、通信関係の上場企業を定年まで勤め上げ、現在も同じ部門でほぼ同じIT関係の仕事をしています。ちなみに酒は、筆者と正反対で全く飲まない人です。
I氏は、神奈川県下で工業高校の教師として奉職し、現在も同じ学校に進路指導担当として残っています。ちなみに腹の出具合が目下最大の関心事なのは筆者と同じ。
さて、かつて同じクラブに籍を置き、航空・機械工学系の学科をほぼ同時期に卒業し、既に定年退職後の生活に入った4人のおっさんが、40年ぶりに顔を突き合わせて何を語り合ったのか、備忘を兼ねて列記してみます。
ウム、硬いと言えばもろに硬いですな。ま、筆者的には違和感は全くありませんでしたが。
ちなみに、7は多少なりともそういうことに関係又は関心のある4人らしい話題だな~、と思った次第。
例えば、
「納入が延び延びになっているMRJの行く末が気にかかる」
「同窓のK氏は、そっち方面の手伝いに引っ張られたらしい」
「ところで電気自動車の先行きはどうだ、肝はバッテリーか」
「漁師相手の商売は、大漁まで回収できず困ることがある」
「カンパ、シマノ、スラムの寡占で面白くない自転車部品界」
等々・・・
とにかく愚痴めいた話はなく、また前のめりのギラギラした話もなく、そうかと言って昔を懐かしむ話ばかりでもない・・・、何となくお互いの空白や知らない部分を埋め合うような会話と雰囲気に終始したような気がします。
強いて言うなら、各々が今まで積み重ねたものがもたらした至福の時間、とでもなりましょうか。夕方、先輩の馴染みのお店に場所を移して美味しいGUINNESSを飲みながら夜が更けるまで話は続きました。
久し振りの再会、W先輩と同窓生二人のフラットでフランクな人柄、そして八ヶ岳の清涼、静謐でどことなくモダンな空気が作ってくれた最近になく充実した2日間でした。