いやいや、参りました。
今朝、出勤途中で補聴器を失くしましてね。慌てたのなんの。
結果的には見つかりましたが、最近は補聴器を着けないと職場で支障があるし、何しろ上等なパソコンが買えるくらい高価な代物なので、出てこなかった場合の半端でないヤバさや、家人への言い訳だとかいろいろなことが頭の中で渦巻き、朝から大汗をかいてしまいました。
以下、経過を書きますので無理のない範囲でお付き合いください。読み終えるとたぶん(フン、くだらない)と言いたくなりますから(汗)。
という次第でした。
そして気づいたとき、思いっきり動転しながらも補聴器は今どこにあるのか、どこにある可能性が高いのか、必死で考えました。
結局、思いついたのは3点。
いったんは自分が一番安心出来る1cと思い込もうとしましたが、もし道路かコンビニ店内に落としたなら、拾って持って行かれるか、踏まれて壊れる恐れがMaxであることに思い至り、出勤時刻が迫っていましたが泣く泣く探しに戻ることにしました。猛暑かつ日射しが痛いような朝だというのに(号泣)。
(以下、情景描写)
汗だくで首を落とし、駅とは逆方向に速足で歩く初老の男。タバコの吸殻や枯葉など落ちていようものなら、異様な目つきでそれを凝視する・・・
(こいつ何か落し物したんだ~、ダセー)
(このクソ暑いのに大変そ~)
(ヤラシイわね、このジジィ、下ばっか見て)
・・・ということで、大汗かいて家の直近まで戻って来たところで目に入ったのは、朝日に照らされてキラキラ光るシルバーの小さな物体が道路に転がっている図。
ア、アッタァ~~~
四国巡礼のご利益ここにあり~
(これは、あくまで心の声)
・・・ウム、多くは語りますまい。
実は一昨日もケースに収めず、同じく胸ポケットに入れていて落としたばかりでした。全然懲りていないじゃないか。
今朝は咄嗟の決断が功を奏したとはいえ、落としたものが非常に小さく目立たず、多くの人には無価値であり、なおかつここはアジアで随一の民度を誇る国であること等々に救われました。
何はともあれ見つかってよかった。でもいい年して何やってんだか。四国巡礼も23/88で御利益を求めてるようじゃ・・・
それにしても、朝の通勤通学時間帯にも拘らず、一方通行の狭い道路で30分近く誰にも踏まれず、蹴られず、拾われず、車にも踏み潰されず、落とし主を律儀に待っているとは、我が補聴器は何という強運の持ち主なのでしょうか。
これを守り神と呼ばずなんとする、と思った朝でした(自分のポカは完全に棚上げしている)。