独自の視点でYouTubeからギター映像を紹介する「ギターの神様」シリーズの第6回。前回(2年前!)と同様に好みのアーティスト,演奏を集めてみました。
題してVarious Artists_01。全5本。
筆者自身のルーツであるクラシック&ナイロン弦の演奏をベースとしているのと,ギター以外の楽器も遠慮なく取り上げていますので、心してご覧ください(笑)。
Sunburst / Jubilation / Andrew York|(5:21)
Andrew York
言わずと知れた名曲サンバーストを作曲者自らの演奏で。
哲学者のようなヨークが、迷える仔羊達を雲間を貫く日ざしのごとく歓喜へと導いてくれます。
Tico Tico Fortissimo- Guitar Quartet |(4:06)
4-tissimo Guitar Quartet
よく見ないと誰が何をやっているか分からない二人羽織、ではなく二台のギターによるパフォーマンス。
寄席でいえば「色物」だけど、素晴らしく楽しい演奏なんだからエェじゃないか。美人だし(笑)。
Rodrigo y Gabriela- “Hanuman” OFFICIAL|(4:03)
Rodrigo y Gabriela
いつもどんな練習をしているんですか? 小さい頃、何食べてました? ひょっとして家でドーベルマン飼ってます?
肉食系のソウルをビシビシ感じるメキシコ出身のデュオ。
One Note Samba / James Hill |(2:51)
James Hill
かつてセゴビアはこう言いました。
「ギターはオペラグラスを逆さに覗いたオーケストラである」
ウクレレもまた、オペラグラスで覗けばオーケストラが見えて来るのです。
Kazuhito Yamashita & Larry Coryell – Winter 1st Movement |(3:42)
山下和仁 & Larry Coryell
その昔、一度だけ聞いたことがある山下和仁の生演奏に、ギターを奏でるなどという生易しいものではなく(ギターという楽器の全てを使って音楽を創っている)という鬼気迫るものを感じたものでした。
天才という言葉は彼のためにあるのだと思います。神がかった演奏の前でコリエルが脇役に見えてしまうのは当然のことでしょう。