全国1千2百万の湯葉ファンの皆さん,こんばんは。湯葉製作講座の時間がやって参りました。
日本料理とは切っても切り離せない湯葉,静かなブームとなっている湯葉,そんな湯葉をお茶の間でいや,台所で手軽に作って楽しもうという今日の講座です。
講師には湯葉を作って30年,料理の哲人でおなじみの目黒川俊郎先生をお招きしています。
「先生,こんばんは」
「はいまず,豆乳を用意します。」
「せ,先生・・・,いきなりですか?」
「わて,忙しいねん。」
「は,はい,豆乳ですね。」
「成分無調整の豆乳だす。甘い湯葉がよろしいお人は調整豆乳でもよろし。」
「先生,甘い湯葉って有りですか?」
「わての言うこと,まともに取ったらあきまへん!」
「わ,分かりました。えーと,甘い湯葉って普通はないから,成分無調整の豆乳で良いってことですね。」
「その豆乳を鍋に適量入れて火にかけるんだす。煮立たせたらあきまへん。超弱火だす。自信がなければ湯煎でもよろし。」
「はい,火にかけました。」
「しばらくするとどうだす,表面に皺が寄ってきましたやろ。」
「あ,はい。何やら膜が張ってきたみたいで・・・」
「そこで鍋を火から下ろします。そして菜箸でその膜をゆっくり引き揚げるんだす。」
「お,これが噂の湯葉ですか?」
「噂でも何でもおまへん。あんたは余計なこと言わんでよろし。」
「は,はァ~・・・」
「あとはこれを繰り返せばいいんだす。表面が冷えれば膜が出来るんやから団扇で扇いでもよろし。そのとき扇ぎ過ぎてガスの火を消さんように気ぃーつけてな。それと煮立せないようにせんとな。煮立って泡が出来ると,うマク,マクにならへんねん,なんて洒落言うてる場合やおまへんなぁ。」
「・・・」
「ちょっと,どーしたんだす?」
「え?,あ,すみません。ちょっと眠くなってしまって・・・。先生,これだけですか?」
「はいな,料理は手間やおまへん。愛情でもおまへん。勢いだす。こんなくらい作るのに30分も掛かってたらあきまへん。」
「はぁー,仰るとおりで・・・。でも先生,始めてから30分以上経ってますけど・・・」
「・・・」
「先生っ,先生!」
「え?あ,えらいすんまへん。わても眠くなってしもうて・・・」
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こんばんは。。^^
私も湯葉好きです!!
以前に箱根へ旅したときに美味しいお豆腐と
湯葉に出会ってから大好物の一つになりました^^
あの時の湯葉美味しかったなぁ。。
でも、自分で作ったことありません^^;
G・Wに子供たちと作ってみようと思います。。
なんだか。楽しそぉ~\(^o^)/
「maaさん,ぜひ試してみておくれやす・・・」
って書いてて,いったい何人だか分からなくなってきました。
これ,いわゆる生湯葉というやつなんでしょうけれど
私はそのまま醤油で食べましたが結構おいしかったです。
(火を使いますので火傷など気をつけて下さいね。<(_ _)>)