post 最近読んだ本_2012/03

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今月は5冊手に取っていました。仕事がひと段落して少し余裕が出来たみたいです。

貫井徳郎「転生」★★★★★
心臓移植を受けた患者は、何をドナーから引き継ぐのか。
分厚い本だし、最初の方のわざとらしい文体に違和感を感じながら読み始め、いつの間にか没入し、中盤からは先が知りたくてdankogaiさんの向こうを張る斜め読みの速読(?)になっていた。面白かった。
百瀬しのぶ「おくりびと」★★★★★
ノベライズと軽く見たのが大間違え。涙ボロボロの秀作である。
周囲の心無い偏見に迷いながらも、納棺師という職業を極めようとする主人公の真摯な思いに打たれる。映画は見ていませんがとても良い話でした。
北村薫「鷺と雪」★★★☆☆
最近には珍しく書店で求めて読んだ。
期待に外れぬ直木賞受賞作ではあるが、あまりの高尚さに読み手が試されているような妙な緊張感に陥る。私にとっては女性運転手「ベッキーさん」の魅力に尽きるシリーズ完結編。
藤原伊織「遊戯」★★★★☆(未完なので五つ星をあげたいけどあげられぬ無念)
ネットゲームで知り合った本間透と朝川みのりは、自転車に乗った謎の男に付け狙われ・・・。
氏の遺作となった短編連作集である。この人の人物造形を真似できる作家を私は知らない。なんて魅力的な人間を描けるのだろう。新作にはもう出会えないかと思うととてもさびしいです。
村上春樹「ノルウェイの森」(上巻の10ページくらいでギブアップ)
どうもこの人の小説は苦手だな。しばらく間をおいて再チャレンジするつもりです。

先月、読んだけど思い出せなかった一冊はこれでした。

朝倉かすみ「田村はまだか」★☆☆☆☆
同窓会の三次会がスナックで行われている。皆で待っているのは、あの田村・・・。
「吉川英治文学新人賞受賞作!」という書店のポップに誘われて手に取ったが、何なんだこのガックリ感は。読んだことを忘れるくらい印象が薄い。

post 広島は As time goes by なのだ

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久しぶりに広島に出張しました。2年ぶり、単身赴任を終えてからの3年間で2度目です。

お好み焼きを食べ、流川を歩き、当時の知り合いと酒を飲み、懐かしい思いにどっぷりと浸ってきました。あ、もちろん昼間は仕事ですよ、いたって真面目に(笑)。

そして、そういえば広島って「地方都市」だったなって記憶が蘇ってきました。都会に必要なものはひと通り揃っているけど、そこに漂うちょっとした背伸び感、街行く人が醸し出すのんびり感、大丈夫かと思うくらいの閑散感。

それらがごちゃ混ぜになった雰囲気がとても懐かしく感じられました。

当時、広島で私が関わっていた仕事は、もうすでに完結していましてね。成果として建ったある建物を見に行きたかったのだけど時間がなくてそれは断念。また次回にとって置くということでモチベーションを保つことにしました。

その代りではないけど一緒に飲んだ知り合いからは、旧広島市民球場が取り壊されてただの広場になったとか、八丁堀の天満屋が閉店しヤマダ電機が入る予定、などの「エッ!」というような話と、当時の仲間の「エエ"~」っと思うような消息などを聞くことができ、3年という月日の大きさを痛感した次第です。

まさに広島は、As time goes by♫ なのだよ、明智君。

post まだ寒いけど高知では桜が開花

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「櫻」

その昔,ご幼少のみぎりに通った学習塾で,昔の人は桜の旧字体を「二階(貝)の女が気(木)にかかる」と覚えた,と教わりました。

とても粋なフレーズですね。
「櫻という字をほどいてみれば,二階の女が気にかかる」なんて都々逸にもなりそうな味があります。

そういやぁ,薫風香る五分咲きの桜並木で見上げた目線を少し横に振ると,長屋の二階で胸元を緩めて湯上がりの熱を冷ます色っぽい姐さんが・・・,なんてぇ場面が浮かんで来そうじゃありませんか~♪


・・・オホン,やっと届いた桜の便りに多少浮かれていることをご容赦下さい。

桜の季節幕開け 全国で最も早くソメイヨシノ開花 高知
 高知地方気象台は21日、全国で最も早く、高知市でソメイヨシノが開花したと発表した。
 気象台の職員が同日午前、高知市丸ノ内1丁目の高知城三の丸にある標本木が十数輪開花しているのを確認した。1週間から10日ほどで満開になるという。高知のソメイヨシノの開花は平年より1日早く、昨年より1日早いという。
朝日新聞デジタル 3月21日(水)13時54分

因みに東北地方の開花予想は,
・福島:4月14日
・仙台:4月16日
・盛岡:4月23日

こういう時は一日でも早くパッと咲いて、元気付けてくれると良いですね。

post 緑内障の早期発見に朗報

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以前にも何度か書きましたが、緑内障が私の10年来の持病でありまして、眼科で処方してもらった目薬を面倒くさいな~と思いながらも毎朝、毎晩、律儀に差し続けています。何故なら目が見えなくなるのはとても怖いから。

緑内障は、網膜の視神経が部分的に壊死して視野が徐々に欠けてくる目の病気。初期は視力が極端に落ちるわけではなく、部分的に欠けた視野も反対の目からの情報で補われてしまうため自覚症状が出にくく、早期発見がしづらい病気です。

私の場合、40代前半に受けた人間ドックで見つかりました。今では視野の一部が欠けていることが自分でも分かります。横断歩道で信号待ちをしている時、反対側の人を片目で見ると斜め上の赤信号が全く見えない、という感じですね。

治療は、眼圧を下げる目薬を差して進行を遅くしているだけです。欠けた視野を回復させる方法は、現在のところありません。あな恐ろしや~。

そんな中で今日は、緑内障についてひとつの明るい研究成果が新聞に載っていました。

緑内障 早期発見に光明 京都府立医科大が遺伝子変異を特定
 視野が狭くなり続ける緑内障のうち、日本人に多いタイプの発症のリスクを高める遺伝子変異を、京都府立医科大の田代啓教授(ゲノム医科学)らの研究チームが特定し、研究成果が米オンライン科学誌「プロスワン」に掲載された。

 緑内障は40歳以上の日本人の約5%がかかり、自覚症状がないまま進行して失明する恐れもあるが、この遺伝子を調べることで早期発見につながる可能性がある。

 研究チームは、緑内障患者1244人と緑内障でない975人の遺伝子配列を解析。その結果、患者の大半で、ある特定の遺伝子配列に5つの変異があることが判明した。統計上、変異のある人はない人と比べ、約2倍緑内障にかかりやすくなっていた。変異があると、視神経細胞を維持するためのタンパク質の量が正常に調節されないことが考えられるという。

 これらの変異は血液検査などから簡単に調べられるといい、緑内障の発症リスクを診断して治療が有効な早期発見に役立つ可能性がある。田代教授は「数年以内には、簡易に発症リスクを診断できるシステムを実用化したい」と話している。

産経新聞 3月17日(土)15時3分配信

視野の欠損は自分では分かりにくいし、眼鏡屋さんの視力検査でも分かりません。40歳以上の方には、何かの機会に眼科で検査を受けることを強くお勧めします。

post あれから1年、私はこんな状況です

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母が一月半の闘病から生還、今日から自宅療養&介護が再スタート。
笑顔で見送ってくれた若い看護師さんたちに深く頭を下げる。

肺炎に嚥下障害が加わったので誤飲防止メニューの食事作りが難関。
昨今、レトルトなど便利なものがあるので、この際無理はしないよう
父によくよく言い聞かせる。共倒れは何としても避けないと。

入院中の栄養補給はほとんど点滴だったので体力回復も大きな目標。
仲良くなったケアマネさん提案の緩急つけた介護プランに感心する。

大震災から1年。

暖房の効いた自宅に戻り、ベッドで寝息をたてる皺だらけの小さな顔。
ひたすら感謝しつつ、北に向かって深く頭を下げる。

post ネット上の連携に関する一考察

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最近、ツイッターやフェースブックを始めてその手軽さにハマりつつある筆者ですが、軸足はこのブログにあることをどこかで宣言しておかないとヤバいと思いつつ、時流と忙しさに流されながらTLやニュースフィードを眺めることの多い今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか(また某著名ブログをパクッている)?

当ブログはMovableTypeをプラットホームとして構築していまして、そのプラグインによって記事投稿をTwitterにツイートとして吐き出しています。さらにTwitterとFacebookを(よせばいいのに)接続までしています。

するとどういうことになるか。

当ブログのくだらない投稿、もとい、深遠なる考察記事及びTwitterへのくだらないつぶやき、もとい、高尚なる独り言などのすべてがFacebookにそのまま反映されるという由々しき事態となるわけであります。

当ブログ内とTwitterにおいてはHNすなわち匿名で済ませていますが、Facebookは実名が原則。しかも少ないながら知り合いとオペレーション/トモダチならぬ友達つながりが既に構築されているので、筆者のくだらない投稿とつぶやきが複数の知り合いに筒抜けという状態なのですよ(大汗)。

あ~、恥ずかしい。

どうすっかな~、悩んじゃいますよね~。
もともとネット上に匿名で勝手気ままな文章を書くことにひとつの喜びを見出していた私め。それなりの節度を保った中で楽しんでいるつもりではありますが・・・。

まっ、いいかぁ~。Twitter~Facebookの接続を切って様子を見る手もあるけど、とりあえずこのまま行って見ましょう。時代はパーソナルからソーシャルへ。コンセプトは日々流転。何でもありということで。

post 最近読んだ本_2011/12~2012/02

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しばらくサボっていました。3か月分です。

浅田次郎「天切り松 闇がたり3/初湯千両」★★★★★
小説家と言うより、芸人浅田師匠と呼ばせていただきましょう。
貫井徳郎「慟哭」★★★☆☆
途中から結末が見えてしまうけど、平易な表現、言葉遣いはとても好きです。
奥田英朗「マドンナ」★★★★★
男のバカさ加減を書いてピカイチ。激しく共感して唸っちゃった。
三崎亜記「となり町戦争」★★★☆☆
戦争=公共工事と読めてしまいイマイチ深みに欠ける。役場のクールな女性香西さんが妙に艶かしい。
矢口敦子「家族の行方」★★★☆☆
あまり印象が無い。
坂木司「青空の卵」★★☆☆☆
各エピソードごとに鋭い主張があってハッとさせられるが、主人公坂木とひきこもりの友人鳥井の関係がちょっと気持ち悪い。好き嫌いが分かれる小説だろう。
北森鴻「花の下にて春死なむ」★★★★☆
三軒茶屋の香菜里屋で工藤マスターの手料理が食べたくなった。

1番目と2番目の間にもう1冊読んだ本があるはずなのだけど、どうしても思い出せません。すぐ忘れてしまうような本だったか、あるいは気のせいだったのか今となっては忘却の彼方。この次に出会ったときにサプライズを楽しめるってことですか。

post 月5、6本の投稿はキープしたい

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近況報告です。
ブログ更新が間延びしている言い訳と読んでいただいてもかまいません(笑)。

1.仕事が忙しい
担当している大き目な仕事が節目に差しかかっていて気が抜けません。この時期が一番緊張するし、また面白いときでもあります。あと3ヶ月くらいがひとつのヤマでしょう。
2.母の入院が継続中
2種類の肺炎のうちひとつはほぼ完治、もうひとつも終息方向ながら、そこへ重度嚥下障害との診断が加わったため退院の見通しが立ちません。「食」という基本行為を取り戻すための戦いが続いています。
3.何度目かの引越しが近い
今年一番のビッグイベントに向かって回り始めている歯車。
4.気が付くとTwitter、Facebookを開いている
便利なものが出来たものです。ホームページ、ブログ、SNSと来た流れはどこへ向かうのでしょう。道具を意識しなくてもやりたいことが出来る、って進歩なんだろうな。

4については、Twitterの言いっ放しという点が私の性には合っているかもしれません。SNSについてはいろいろ感じるところがあるので、近いうちに整理して書いてみたいと思っています(っていつになるのやら)。

post 静寂の水面に三四郎を探す

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日々流転的備忘録

昨日の続きぞな。
前田の殿様も所詮は一介の勤め人での。徳川社長の気を惹こうと自らの上屋敷に立派な庭と池を造ったが、結局志半ばで早死に(※1)してしもた。造営当初、池は育徳園心字池と命名され後には三四郎池(※2)と呼ばれるようになったのじゃ。

※1:三代藩主前田光高は、下戸だったにもかかわらず30の若さで倒れ急死した。
※2:猫好きの文豪夏目漱石は、小説「三四郎」で主人公に池の周りを徘徊させた。

post 加賀藩上屋敷跡から東を望む

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日々流転的備忘録

無縁坂を登った先は前田の殿様が住まう加賀藩上屋敷(※1)じゃ。鉄門を潜り十五階層の物見櫓に上がれば、不忍池から遠く上総の山並みを背景に武蔵の高さは江戸空木塔(※2)の威容が眺められるでな。

※1:ご維新の召し上げ後、新政府は医学校を建て多くの医師を輩出したという。
※2:後の世にて「ときおすかいつりー」と改称され、東洋一の高さを誇った。

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