ギターの神様Vol.17_STAY HOME

何年か後に現在のこの時期を振り返ったとき、「STAY HOME」や「ソーシャル・ディスタンス」は、必ず思い浮かぶキーワードになるのではないでしょうか。

差しあたって今年の新語・流行語の最有力候補は間違えないと思いますが、この年末には、どんな状況、どんな気持ちで一年を振り返ることになるのか…、そんなことを考えたりしています。

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出典:wave.video BLOG

 

 

さて、約一年ぶりのギターの神様。サブタイトルを”STAY HOME”としました。

筆者が所属するギタークラブもこの4、5月は活動を休止していまして、今回アップするのは、メンバー各位にSTAY HOME中、「総集編ばかりのテレビに飽きたらどうぞ…」と発信したものです(多少手は入れたものの手抜き感が!笑)。

筆者好みの曲、演奏、プレイヤーをYouTubeから6本集めました。どうぞお楽しみください。

 

 

(1) 黄昏のビギン/浅田直

言わずと知れた永六輔作詞、中村八大作曲の名曲ですね。

1959(昭和34)年に水原弘が歌ったバージョン風のアレンジで、ビギンのリズム「ツチャーチャツチャツチャ」がとても心地よいです(ちなみに, ちあきなおみさんの歌版もシビれます)。

編曲、演奏の浅田直さんは、横浜在住の作曲家兼ギタリスト。

YouTubeにたくさん曲を上げているし、ネット上でオリジナルの楽譜やCDの販売もされているマルチな方です(Kanade Music mini Shop)。

 

 

(2) ミンガス・サンバ/マルクス・タルデーリ

映像からは出自が想像しにくい人ですが、リオデジャネイロ在住ブラジルのギタリストで、個人的にはYouTubeで見られるギタリストの中でテクニックNo. 1ではないかと思ってます。

Marcus Tardelli(2010年に一度来日しているそうです/中原仁のCOTIDIANO

この曲では、なんとpを↓↑両方向に使い、正確無比な運指、リズムともまさに神レベル(別の動画では左手の親指セーハも見せる)です。

ア〜、一度でいいから「ギタリストを訪ねる南米の旅」がしてみたい!

 

 

(3) 君の瞳に恋してる/クリス・フチガミ

ここでウクレレものを一本。撥弦楽器つながりということで(笑)。

今度は、ハワイ島ヒロ出身の日系ウクレリストKRIS FUCHIGAMI & 仲間達が奏でる往年の名曲。

ゆっくり、まったりのテンポがいかにも南の島を感じさせ、画面からしっとりした優しい風が吹いてくるような気さえします。

バックメンバーも素敵で、後半のベースソロ(3’10″〜)がまた渋い!

 

 

(4) ゲッティンゲン/R・ディアンス

ゲッティンゲンは、ドイツ中央部の都市。

フランスのシャンソン歌手バルバラは1964年、コンサートのため彼の地に招かれました。

ユダヤ系の彼女が抱いていたドイツへの恨みや憎しみは滞在中徐々に解け始め、最終ステージでは、自ら創ったこの曲をドイツの人々に捧げたそうです。

「忘却ではなく、和解を求める痛切な願いから生まれた」と自伝に記したように、この曲には彼女の平和への祈りが込められているのです。

ディアンスの編曲・演奏でお聴きください。

 

 

(5) センテナリオ通り/Tamm & Hernitscheck

この曲を書いたのは、アルゼンチンのギタリスト兼作曲家マキシモ・D・プホール。彼の作品には、独特の哀愁が漂うも乗りの良いものが多くて結構好きなんです。

特に、「3つの秋の曲」の第三曲であるこの曲は、月9ドラマのクライマックスで使ってもらいたいほどカッコいい!

演奏している “Tamm & Hernitscheck” の詳細は不明ですが、録音もクリアでとても良い演奏です。

しかし彼ら、線路上のこの場所に何か強い思い入れでもあったのでしょうか?

 

 

(6) ビバルディ四季から「冬1st」/山下和仁 & ラリー・コリエル

1984(昭和59)年に五反田のホールで一度だけ行われたコンサートの映像です。

山下和仁は、言うまでもなく日本ギター界の第一人者。一方のラリー・コリエルも、当時最先端だったフュージョンの第一人者でした(2017年に73歳で惜しくも逝去)。

しかしこの映像でコリエルが時折見せる少し引きつった笑顔が、共演の後悔とプロモーターへの恨みの表情に見えてしまうのは私だけでしょうか(汗)。

…とはいえ、時代の最高峰のデュオは、必聴必見です。

 

 

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