最近読んだ本_2018/12〜2019/01

年が明けて早くも1月末。

更新の間延びは、いろいろ忙しくて余裕がないからにほかならず、そうかといってそんなことを言い訳にしているようじゃまだまだ…、などという台詞をこの13年で何度書いてきたでしょう。

本年初の投稿を昨年から引き続きの書評で始めるのはいささか気が引けますが、書評に限らず今年も役に立たないことを細々と書くつもりですので、引き続きごひいきのほどよろしくお願いします(目標はいちおう高頻度の更新!と言っておこう)。

 

伊坂幸太郎「砂漠」★★★★☆

ヤマセミのような髪型でぎゃはは笑いの鳥井、クールな絶世の美女東堂、常に陽なたのにおいがする超能力少女南、極端に熱いガテン系の西嶋、鳥井に鳥瞰型と評価される語り手の北村。

大学で知り合った彼ら5人は、社会という砂漠に踏み出す前のわずかな時間を「学生時代」というオアシスで来るべき未来を薄眼で睨みながら過ごす。

そして、いったん砂漠に出ればもう二度と出会うことのない光と痛み、そして奇跡を共有する。

ウム、さすが幸太郎さん。乾いているようで温かみがある。意味がわからんと思うけど、そうなんだから仕方がない。

 

池井戸潤「ようこそわが家へ」★★☆☆☆

銀行から中堅企業に出向した温厚なサラリーマン倉田太一は、通勤途上の駅でのトラブルからストーカーに付きまとわれることとなる。一方、会社では不正の気配を察知したことで逆に窮地に追い込まれる羽目に。

ストーリー上の二つの軸がどこでどう交わるのか後半まで期待を引っ張られるも、蓋を開けてみれば関連性の薄さにクリガツ。とても良いタイトルだと思うし、帯のキャッチコピーもそちらの方向を匂わせているのだから、読者の予想を裏切らないで欲しかった。

 

三浦しをん「星間商事株式会社社史編纂室」★★★★☆

社史を編集する中でオラが会社のブラックな歴史に踏み込んでしまった川田幸代ほか編纂室の面々。左遷の鬱憤をエネルギーに変え、特殊な趣味で培った人脈とノウハウを仕事に活かす時がやって来た!

ウム、さすがしをんさん。スゲー、オモシレー、けどちょっとアブネー。腐女子、コミケ、BLなんてものに興味が湧いてしまったじゃないか。

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