線維柱帯切除術を受けてきました(日記編)

 11日間の入院生活を終え11/03(金)に退院しました。50年ぶりの入院で、緑内障進行抑制のため右眼に線維柱帯切除術を受けてきました。

 

 以下は、入院中の日記です。ちょうど行われていたプロ野球の2017日本シリーズ、レンタルしたWifiルーター、食事のことなどを含めてダラダラ書いていますが、これから同手術を受ける方の参考になることがあるかもしれません。よろしければお目通しください。

ちなみに感想編もあります。
線維柱帯切除術を受けてきました(感想編)

 

10/24(火):1日目
  • 9:30入院受付。眼科で予診ののち、いったん病室に落ち着く。
  • 16時ごろに呼び出しがあり車椅子で手術室へ。普通はテレビや映画でしか見ることのない無影灯がぶら下がったあの”手術室”である。
  • 術前は努めて軽く考えるようにしていたが、麻酔は点眼薬だけなので意識はあるし、ターゲットが脳に近いだけに痛覚はダイレクト。院長と瞳先生2人による施術は、はっきり言って半端なく痛かった。麻酔の効果は、眼球の表面だけらしい。
  • 手術は、正味1時間ほどだったようだ。体感的にはその倍くらいに感じ、医師から終わりましたと告げられ起こされても朦朧として礼を言う気力、体力は残っていなかった。
  • 術後1時間安静ののちにちょうど夕食となり、これが実においしくて完食した。手術台に寝て耐えているだけでかなりエネルギーを使ったようだ。
  • 眼科の先生方には感謝とともに関心することしきり。診察を接客とすればそれに加えて高度なデスクワークと超精密な現場作業もこなす。人には天から与えられた「分」があるとはいえ、すごいスキルと身体能力を持った人たちだ。
  • 術前、術後には家人Bが、面会時間にはCが来てくれた。ありがたい。普段からもっと大事にしないとな、と反省する。

 

10/25(水):2日目
  • 午前中に被術眼を診察してもらう。手術はとても上手くいっています、とのこと。眼圧は7mmHg。夕方の再測定では4だった。瞳先生は、本日不在。
  • 朝昼晩とも食事が実においしい。献立は良く考えられているし、何より温かいのがありがたい。病院の給食は、ずいぶん進歩している。
  • 運動不足と筋力低下が気になるので階段の上り下りを始めた。夕方の診察で先生から眼圧が上がるようなことは控えてください、例えば階段の上り下りとか、と言われた。絶対どこかで見ていると思った。

 

10/26(木):3日目
  • 朝イチで瞳先生の診察。ようやく手術の礼が言えた。眼圧は3。下がり過ぎも良くないので夕方、処置室で眼球に空気入れます、って注射針を刺して膨らますらしい。軟庭のボールかっ。
  • 夕方の診察でも眼圧は3。処置室の寝台に仰臥させられ目玉に迫るは注射針。今度の痛さは、短期集中型だ。グッと堪える。
  • 処置後、鏡を覗くと右眼の瞳の内側には気泡がハッキリ見て取れ、視界には霧がかかってしまった。プールの中で眼を開けたようなものです、まだ下がるようなら追加します said Dr.Hitomi.
  • 医師陣と医療技術には全幅の信頼を寄せているし、失明防止が今般の手術の究極目標であることも良く良く理解している。でも今だけは、愚痴ることにする。痛いし見えないし不安だし辛いっす。以上、愚痴終わり。
  • ・・・オホン、レンタルしたWifiルーターが遅い。持ち込んだ時は最低でも1~2Mbpsは出ていたんだが、上り下りとも0.01では使いものにならんね。

 

10/27(金):4日目
  • 朝、スピードテストをすると20くらいに回復していた。容量制限がかかっていたらしい。3日間で3GBなんて時間を持て余した入院患者には焼け石に水さ。
  • 朝イチの眼圧は4(夕方5)。気泡は昨夜の半分くらいになり、瞳の真ん中に水平線がある。不思議な絵ヅラだ。
  • 午前中、三日半ぶりのシャワーでさっぱりした。看護師さんから洗髪補助の申し出をいただいたが、丁重にお断りし“水のいらないシャンプー”で済ませた。右眼に雑菌が入るのが一番怖いので危険回避。
  • 娑婆は昨日、今日と秋晴れの好天。病院の敷地内を散歩する。都内でもすでに紅葉は始まり、雑木林ではドングリ坊やが地べたに散開中だ。敷地外は車や工事の喧騒。世の中はこちとらに関係なく動いておるな。
  • 面会時間ギリギリに家人Bが来てくれた。仕事帰りのやや疲れた表情。洗濯物を預けようと思ったが、院内のランドリーで済ますことにした。
  • 入院以来、電話の受信・発信、メール・メッセージとも数本ずつあり、そのたびに眉間にシワを寄せつつも世の中とつながっていることに安堵する。

 

10/28(土):5日目
  • 病院の朝は早い。…が今日、明日は週末シフトで、看護師さんの員数少なめ、テンションもわずかに低めである。
  • そんな中、瞳先生は休日出勤して無人の眼科で診察してくださった。ふと気がつくと、後ろには静かにお絵描きをする聡明そうな女の子が。幼稚園年少さんだそうな。急に先生の家庭が目に浮かび心の中で頭を下げる(リアルに頭を下げるのは眼圧によろしくないし、それ以前に気恥ずかしいのだ)。
  • 眼圧は5。術後の経過は順調、気泡はそれほど小さくなっていないのでGoodとのことだが、あと一回は空気を入れた方がよいかもしれない、と遠慮がちに言われる。痛いから嫌だと言えるはずもなく、笑って誤魔化した。
  • 健康食の上げ膳据え膳に加えて、テレビを見る、本を読む、iPadに没入する、間食する、病院内をウロウロする・・・、とにかく時間はあって右眼以外は元気なので、何れもやりたいだけできる。こんな贅沢はない。

 

10/29(日):6日目
  • 日曜は、イベントは何もない、もとい朝1回のバイタルチェックと4回の点眼を除いて何もない。暇に任せて煎餅をかじるボリボリ音が病室にこだまする。
  • 昨日に輪をかけて病院内は静か。雨のせいか面会者も少ない。台風22号が今夜通過して行くので、実家の雨漏りが気にかかる。おっと熱帯魚たちの安否も。
  • 今、17:30。あとは夕食と日本シリーズが楽しみだ。昨日はラミレス監督率いるDeNAが負けたから今日は勝つ番。期待してるぜ筒香。

 

10/30(月):7日目
  • 朝一の眼圧は、3~4。目玉を動かすと感じる鈍痛は、眼圧が低すぎるせいらしい。午後、もう1回空気入れます said Dr.Hitomi.
  • 入院1週間目。事情を伝えていない方面から仕事の相談電話、伝えた方面からは忘年会の相談メール。そろそろ社会復帰の見通しを発信しないといけないな。
  • またもやってきました、空気入れタ~イム。2回目は院長直々の処置なるも、やはり痛くて途中で唸ってしまった。誰がやっても同じらしい。

 

10/31(火):8日目
  • 午前中の眼圧は7。数値的には底を打って上昇傾向に転換したようで、手術切創が塞がり始めた証拠らしい。今後は徐々に目標値(8~12)への収束に向けた処置に移行するとのこと。手術に始まるこれら一連の治療技術を編み出した人には、個人的に殊勲賞を差し上げたい。
  • 全身の皮膚全般が乾燥して痒くて仕方がないので、保湿と血行促進の軟膏を処方してもらった。台風一過から一転して冬型の天候となり湿度が下がったせいだろう。もちろん加齢による乾燥も自覚しておりますが、何か。
  • 相変わらず食事はおいしい。昼食は、温かい山菜そばで、醤油味の蕎麦汁が臓腑に沁みた。
  • 夕方の眼圧も7。瞳先生から11/4(金)又は5(土)を退院の目処にしましょうとありがたいお言葉が。面会時間ギリギリで家人Bが来てくれたので、その旨を伝えると会話が急に現実味を帯びた。

 

11/01(水):9日目
  • 午前中の眼圧は7。昨日から右眼に目薬グラナテックが追加され、左右合計で6種類7本に。朝、昼、晩、寝る前の一日4回、看護師さんがNSの冷蔵庫から持ってきてくれるので今のところは楽チンだ。
  • 夕方も7。院長はシンプルに一言「ン、いいですよ」。さて、明日の診察で退院Go!は出るか。
  • ヤッター!横浜DeNAベイスターズがシリーズ1勝目。ルーキー濱口の好投が眠っていた打線を復活させた。3-1からが本当の勝負。頼むぞ筒香。

 

11/02(木):10日目
  • 午前中の眼圧は5。若干低めなのは、グラナテックを再開したためとのこと。院長にも見てもらい状態は良いとのことで、明日退院の御墨付きをもらった。
  • 病棟事務担当の女性が、退院に向けて書類など部屋に届けてくれた。そして私のアームバンドの生年月日を見て「私と同じ!」と仰り、一時鬼豆や魔除けの話で盛り上がる。実際に同じ誕生日の人と出会ったのは初めてかもしれない。
  • 午後、調理室の栄養士さん2名がわざわざ部屋を訪ねて来て下さった。配食トレイに載って来るカードにお礼を書いたからだ。お二方とも20代とお見受けした。給食スタッフ総勢20名ほどで頑張っているらしい。大変な仕事と想像するに頭が下がる。
  • ベイスターズ2勝目。初回に先制点を取られ(ダメか~)と思ったが、ラミレス監督のもとに若い力が結集した。日本の4番筒香、小さな大魔神山崎だけじゃない。全員で勝ち取った勝利だ。ここまで見せてくれれば、あとは結果は考えず19年ぶりの大舞台を堪能してください。

 

11/03(金):11日目
  • いよいよ退院だ。朝食がいつも以上においしく感じられる。
  • 今日も休日出勤の瞳先生が診てくださった。眼圧は5。退院後の点眼薬と生活上の注意を確認する中で当分禁酒を宣告された。頭が洗えなくてもどうってことはないが、酒はな・・・。大きな楽しみを封印された初老のオヤジはガックリ肩を落とした。
  • 悄然と、トボトボと、病室に戻り荷物をまとめる。こんなに少ないんだ。俺から酒を引いた残りカスみたいだ、なんてブツブツ言ってたら担当の看護師さんが忘れ物の確認に来た。そしてにこやかに「はい、いいですよ、お疲れ様でした」と背中を押してくれた。
  • 最後に、先生方、看護師さん始め病棟スタッフ、給食スタッフの皆さん、たいへんお世話になりました。お陰様で手術は上手くいき経過も良好です。ありがとうございました。

ちなみに11/04(土)、2017日本シリーズ第6戦は、4-3でソフトバンクが勝利し日本一に。若いチームDeNAはよく戦った。ホエールズ時代からのファンとして誇らしいぞ!

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