山手線の車掌さんにエールを贈る

駅間隔が短いことでも知られる東京の山手線。

私が通勤で利用している区間のうち神田駅〜東京駅間は1.3kMとほぼ平均的な距離で,地図を見ると概ね直線区間になっています。

ところが,この区間には実は2カ所の小さなカーブがありましてね。

そこそこ距離があってほぼ直線なので当然スピードが出ますから、そのカーブを通過するときに車体はかなり鋭く揺れます。

なので、毎日乗っている私は神田駅を出るとすぐに足を開いて身構えますが、前兆無しに突然来る揺れに吊革をつかみ損ねてオットット、となる可哀想な人をしばしば見かけます。

そんな中で朝乗った車両、若い女性(声からの想像)の車掌さんは素敵でした。

彼女は,神田駅を出た直後に次が東京駅であることをアナウンスした後,「この先,カーブが2カ所あり揺れることがありますので,お立ちの方は吊革などにお掴まりください」と柔らかい声で付け加えていました。

この区間でのアラート,少なくとも私は初めて聞きました。

こういう心遣いは,何気ないようでも乗客にとってはすごくありがたいですね。女性に言われると素直に従えるってこともありますし(ない?)。

これが男性の車掌さんだと、必要以上に身構えてしまったり,機嫌が悪いときは(余計なお世話じゃ!)なんて理不尽にムカついたりして。

ということで,駅職員への暴力が増えているなどと聞く昨今,体力的にも精神的にもきついであろう仕事をしている女性の車掌さんにエールを贈りたくなった朝でした。

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