天気が気になる時期ですね。空の話でもしましょうか。
道を歩いている時に,空から航空機の爆音が聞こえることがありますね。そんな時,私は条件反射のように上を見上げて,機影を探してしまいます。今時,飛行機やヘリコプターが珍しいわけはないし,航空マニアでもないのに何故なんでしょう。
これは思うに,子供のころのトラウマなのだと思います。
私が育った昭和30年代には「ビラまき飛行機」が,よく飛んできました。軽飛行機で街の上空を飛びながら,宣伝ビラを大量にばら撒くという,原始的で大らかな宣伝方法。現代では,費用対効果や環境問題から,もっと単純にゴミの不法投棄などと見なされ,絶対に有り得ない広報システムです。
でも,当時の純朴な少年少女たちにとっては,何と夢のあるエンタテイメントだったことか。
「ビラまき飛行機」を心待ちにしている子供達は,爆音を聞きつけて見上げた空に,軽飛行機の機影と,その後方にキラキラ輝く紙片の帯を見つけた時には,空を見上げながら,鼻息荒く自転車で近所を走り回ったものでした。前なんか見ちゃいません。
残念ながら私は,ビラを拾ったことはありませんでした。落下地点を見定めるには,あまりも大きなハンデ。住宅密集地。
一度だけ姉が,どこかでそれらしいビラを拾ってきたことがありましてね。確か,わら半紙にガリ版刷りで印刷された,簡素な広告だったような気がします。不思議とガッカリした記憶が無いのは,別世界からのメッセージに見えたからかもしれません。
飛行機の爆音に,別のイメージを持っている人もいるでしょう。平和な時代に生まれ育って良かった。感謝しながら次世代につないで行かなくちゃいけませんね。
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